*NASA
先日から太陽に今年最大規模の巨大な黒点群が出現し、そこから太陽フレアなどが多数観測されています。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報だと、この3354黒点群と呼ばれる巨大な黒点から複数の太陽フレアが観測され、6月29日23時にはM3.8のかなり強い太陽フレアが発生したとのことです。
大きな黒点が増えると太陽フレアやCME(コロナ質量放出)の発生頻度が増えることから、この巨大黒点の活動には警戒が必要だと言えます。
また、一連の太陽風や太陽フレアは磁気嵐となって地球上でも乱れを観測しており、この乱れも明日あたりまで続く可能性が高いです。
強い太陽フレアや太陽風が増えると、地球上の地震や噴火などの地殻変動も増えるため、電子機器やインターネットの通信障害と合わせて、これから不安定な状況が世界規模で続くかもしれません。
2023/ 6/30 12:54 更新
太陽風はやや高速で、磁気圏の活動が強まりました。M3.8の中規模フレアが発生しました。担当 篠原
太陽風は、速度が450〜500km/秒に少し高まって、
やや高速で推移しています。
磁場強度は7nTに一旦強まって、
グラフの後半で5nTに戻っています。磁場の南北成分は、-5nT程度の南向きがしばらく続いて、
磁気圏の活動が高まりました。
AE指数は1000nTに達する大きい変化が、
何度も発生しています。
気象庁 地磁気観測所
http://www.kakioka-jma.go.jp/
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
NASA太陽風予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
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