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逆イールドと言われている短期金利が長期金利の水準を上回る状態(長短金利の逆転現象・10年債利回りが2年債利回りを下回る)がここに来て解消の兆しを見せています。
7月12日に発表された米CPI(消費者物価指数)は前年同月比でプラス3.0%となり、12か月連続で伸びが縮小しました。これまで物価が急上昇していたアメリカ経済に変化が発生し、それによって異例の規模で発生していた逆イールド減少がやや緩和されてきたのです。
まだ、完全に逆イールドが解消に向けて動いたわけではなく、ちょっとした変化程度となっていますが、この変化は極めて大きな動きであると言えるでしょう。
逆イールドは「不況の前兆」とも言われ、逆イールドが解消されると、それから数ヶ月から数年単位で世界の景気は大幅な後退局名に突入します。
かつてのITバブル崩壊やリーマンショックがその典型例で、現在の逆イールドは1981年9月以降で史上最大です。
株式市場も考慮した逆イールドの値幅は人類がかつて経験したことがないほどの変動幅であり、今回の逆イールド解消によってどの程度の景気後退期が発生するのか専門家ですら真っ当な予想が出来ないほどとなっています。
最先端の情報解析から市場予想を行っているecoinometricsによると、この半年から1年程度で債券市場が急激に悪化する可能性があるとして、「米国が景気後退に向かっているのであれば、リスク資産はさらに下落する可能性がある」「このドローダウンから抜け出すまでにまだ最大1年かかる可能性があります」と分析。
確定情報とはしていませんが、債券市場の動向がかなり怪しくなっているのは間違いなく、景気後退期が刻々と近づいているのは間違い無さそうです。
逆イールド、81年以来の開き なぜこの時期に 豊島逸夫の金のつぶやき
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00013_U3A700C2000000/
3日の米国市場は、独立記念日の祝日の前日で株式、債券市場は短縮取引だった。総じて、取引も薄いなかで、市場がざわついたのは、債券市場で異変が生じたからだ。取引時間中に、不況の前兆とされる、10年債の利回りが2年債を下回る「逆イールド」の幅が109ベーシス(1ベーシスは0.01%)を超えたのだ。これは、1981年9月の111ベーシス以来のことである。今年に入っても、米国銀行破綻が続くなかで3月に拡大した107ベーシスをも上回る。
やはり、インフレが想定以上にしつこく、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を6%近くまで引き上げ、なおかつ、その高水準を少なくとも年内、更に場合によっては来年にかけてホールド(維持)する姿勢に傾いているので、米債券市場は、その副作用としての景気後退を懸念しているのだ。さらに、銀行不安も消えたわけではない。FRBのストレステストに大手金融機関は合格したが、中小の銀行には不安材料が残ることをパウエル議長自ら認めている。
米国の景気動向に先駆けて動く、米国景気先行指数(Leading Economic Indicator: LEI)は14カ月連続の下落。リーマンショック以来の下落期間の長さと下落率の深さ。LEIは新規受注件数、労働時間、失業保険申請件数、逆イールド等の10の指標から算出。過去、LEIの下落が続くと、ほぼ確実に景気後退。 pic.twitter.com/8MVKmIaUql
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) July 9, 2023
米国10年債利回りが2年債利回りを下回る「逆イールド」は景気後退の予兆。その逆イールドの長さと幅は、ネットバブル崩壊、リーマンショック前の時を超えており、70年代後半以来最大の状況である。 pic.twitter.com/cic6UHsDdF
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) July 16, 2023
過去では
「逆イールド」の後はほぼ確実に景気後退が訪れる
「逆イールド」の期間と同じ期間だけ景気後退となるショートタイムリセッションで終わらないのがリスクシナリオ #モーサテ pic.twitter.com/iUtis1nibc
— 亀太郎 (@kame_taro_kabu1) July 12, 2023
円安の流れにブレーキ。https://t.co/OJ6ySJxE33
低金利の円を売って金利の高い外貨を買う動きが止まっています。交易条件の改善、インバウンドの復活、米国債の逆イールド。構造変化を読み解きます。 pic.twitter.com/ipzBRuKjbI
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 13, 2023
これ怪しいね。
長短金利の逆イールドはともかく、10年物と30年物の逆イールドは結構真面目に危険シグナルだわ。
来年の新NISAも控えてるし、今年後半は少し貯金してくかな_(:3」z)_ pic.twitter.com/5tW4ISGEh9— ひみかバクソンオー(CV.津嘉山正種) (@himika0225) July 10, 2023
逆イールドの解消後に失業率が急騰して株価が下落する。その理由は、逆イールドの解消には①長期金利が上がる②短期金利が下がるのどちらかが必要。
①は景気が強くなる=インフレで上昇する。②は景気が悪くなりFedが短期金利を切り下げることで下落。今考えるのは②なので逆イールドの解消=不況— マゼラン (@fun00555129) July 14, 2023
雇用統計で賃金が予想以上に伸びたことが注目され、長期債を中心に流れが反転し10年債と30年債利回りは年初来高水準
2年債利回りはいったん急低下して逆イールドの幅が縮小
米国経済のリセッション(景気後退)兆候か?
なのに、あと2回の利上げが必要だと言っている…😓💦https://t.co/WPOz5W57hd pic.twitter.com/DZao6yyWh4— ポルコ (@porcorosso381) July 7, 2023
株(ナスダック)が暴落するという動画
逆イールドが底打ちしてバリュー株(ダウとかsp500)が下がるのは同意する(逆イールド発生からちょうど11か月なのでそろそろかな)。
だけど、今年は利下げもされるだろうから、ナスダックは例外的に強いのではないかと考えている。 pic.twitter.com/dB2W3iAS0U— ショコラ (@magic__chocolat) July 14, 2023
あれよあれよとドル/円 139円台↗️
そしてアメリカ長短金利の差は、どんどん拡大中。いま1.1の開きがあります。これでいつか逆イールド解消したときに果たして本当にアメリカ経済は無傷や軽症で済むのでしょうかねぇ🤔私はどうなっても良いようにギアをニュートラルにしておきます。 pic.twitter.com/73zrFHmLOb— それな@資産形成とメンタルケア (@sore7toushi) July 12, 2023
米CPI結果は総合、コア共に鈍化した。
9/20のFOMCでは利上げの観測が失われた。
これにより米金利は2Y、10Y共に下落の可能性が高い。
現在、金利差は−0.84%であるが逆イールドの解消に近づいているとみられる。
景気後退の可能性は刻々と近づいている。#CPI#PPI#逆イールド#米金利#ドル円 pic.twitter.com/mWcpKWBH2A— 教養チャンネル (@TOUSHIKEIBAS) July 12, 2023
少し気になったのですが
今晩の米国金利の動きとして、
長期債は⬆️なのに対し
短期債、2年債が⬇️下げています。
逆イールドが解消するわけではありませんが
このパターンは今まであまり見なかった気がします。 pic.twitter.com/cmPwxtJqNt— ろーらー@米国株投資 (@arata_sk8) July 7, 2023
逆イールドもあるけど、FFレートと2年債金利の金利差が、プラス圏→マイナス圏に戻りそう🙄 ちょっと嫌な感じ。https://t.co/I7iXaucHHx pic.twitter.com/ekJsiF0OH3
— QDM (@qdm9steps) July 7, 2023
逆イールドなどから、確かに向こう6−12ヶ月でやばくなる模様 https://t.co/CxUT3z9yms
— (社畜から)31歳でFIREしたゴリ@TSLA/BTC/米株/パウエル議長 (@FIREdInvestor31) July 9, 2023
Two scenarios.
If the US is heading towards a recession then risk assets have a lot more to fall.
If the scenario of the soft landing prevails then it could still be up to a year before exiting this drawdown.
The bond market clearly signals a recession in the next 6 to 12… pic.twitter.com/k1I7CjsmIZ
— ecoinometrics (@ecoinometrics) July 8, 2023
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