太陽でやや規模の大きな太陽フレアとCME(コロナ質量放出)が発生し、早ければ9月18日にも地球と接触するとの見通しが発表されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、9月14日夜から9月16日までに5回もMクラス(中規模)の太陽フレアを観測しており、このフレアの影響でかなり規模の大きなCME(コロナ質量放出)も発生。
太陽風は地球方面に向けて放出され、9月18日頃に地球と衝突する可能性があると予想されています。
また、太陽黒点も多数出現していることから、今後も太陽フレアの発生頻度が高止まりすることになるでしょう。
太陽フレアが地球に接触すると、磁気嵐によって電子機器の乱れや通信障害が多発し、地球環境全体にも様々な悪影響を及ぼします。
地球全体の磁気圏が刺激されることで地震や噴火の発生頻度も増えるため、9月18日以降は様々な災害にも警戒が必要です。
2023/ 9/15 13:18 更新
Mクラスのフレアが続き、CMEが地球に向かっています。太陽風はやや高速です。担当 篠原
昨日の午後、14日15時半(世界時14日6時半)に、
太陽の北西側(右上)の3425黒点群(左側)と3423黒点群(右側)の間で、
M1.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
フレアで輝いている領域の左下と右下の少し明るい部分が
2つの黒点群です。
NASA 太陽フレア進路予想
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
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