9月19日に旧ソ連の構成国であるアゼルバイジャンが隣国アルメニアとの係争地であるナゴルノカラバフ自治州に軍事侵攻を開始しました。
ナゴルノカラバフ自治州はアゼルバイジャンとアルメニアの境目にある地域で、アルメニア系の住民が多くいることから30年以上も分離独立を求めてアゼルバイジャンと激しい衝突を継続。
2020年9月にも大規模な戦闘が起きたばかりでしたが、ウクライナ侵攻によって仲介役だったロシア軍が大幅に弱体化したこともあり、アゼルバイジャンが一気にナゴルノカラバフ自治州への軍事侵攻を開始した形です。
アゼルバイジャン国防省の声明文には「アルメニア軍の武装を解除し、アゼルバイジャンの領土から撤退させ、軍事インフラを無力化する」との記述が見られ、ナゴルノカラバフ自治州の完全制圧とアルメニア軍の撃退まで軍事侵攻を行うと表明。
すでに昨日からの戦闘で27人が死亡し、100人以上の市民や兵士らが負傷しています。
あくまでもアゼルバイジャン側は「局地対テロ措置」としており、ナゴルノカラバフ自治州のテロ武装組織を根絶する戦いだと強調していました。
軍事と経済の両面でアゼルバイジャンの方が規模が大きく、2020年の戦いにおいても多数のドローン兵器を実戦投入し、アルメニアからナゴルノカラバフ自治州の領土を多数奪っています。
トルコやイラン、イラクなど周辺各国もそれぞれ両国に支援している関係で、現代における世界最大の火薬庫とも言われている場所です。
[バクー/モスクワ 19日 ロイター] – 旧ソ連構成国のアゼルバイジャンは19日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで軍事行動を開始した。アゼルバイジャンは、憲法秩序を回復しアルメニア軍を撤退させるために必要な措置としており、不安定なこの地域で新たな紛争が勃発する恐れがある。
19日、ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトで、攻撃によって破壊された住宅(カフカス地方の独立系ニュースサイトOCメディア提供)(EPA時事)
旧ソ連構成国アゼルバイジャンが19日、隣国アルメニア系が多く暮らす係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦に着手し、地元当局者によると、住民2人を含む27人が死亡、約200人が負傷した。
アゼルバイジャン国防省が戦争の開始を宣言。 https://t.co/CPms1Plm24
— JSF (@rockfish31) September 19, 2023
Минобороны Азербайджана заявило о начале локальных антитеррористических мероприятий в Карабахе:https://t.co/YrYdpa51os pic.twitter.com/4B0ejyBrqs
— ТАСС (@tass_agency) September 19, 2023
ロシア🇷🇺軍の大幅な弱体化が、原因だろうな。
力の均衡が崩れると戦争が起こるというけど正しくそうなった。
どの辺が終着点になるだろうか?#アゼルバイジャン #アルメニア #ロシア https://t.co/7NtuXcDVS8 pic.twitter.com/ggeAx398fd— バジル大作戦🍝(9月から低浮上) (@Basil_Panzer) September 19, 2023
アゼルバイジャンとアルメニアの戦争が始まりました。 https://t.co/5pChokfxwk
— mssn65 (@jpg2t785) September 19, 2023
アゼルバイジャンの言い方は「局地対テロ措置」か。みんなやっぱり「戦争」とは言えないんだよな。 https://t.co/kQruNc9xEB
— 恒星間飛行 (@OKB1917) September 19, 2023
アルメニアとアゼルバイジャンが衝突した第二次ナゴルノカラバフ戦争は3年前。
日本ではあまり報道されなかったのですが、国家同士の正規戦、アゼルバイジャンが無人兵器を大量に投入するなど、ウクライナ戦争の内容を一部予言するような戦いでした。 https://t.co/AEUjlgOCtD
— mssn65 (@jpg2t785) September 19, 2023
ロシアやアゼルバイジャンが「戦争」という言葉を使わない(使えない)理由。 pic.twitter.com/G6UwM10E8o
— mssn65 (@jpg2t785) September 19, 2023
簡単に解説
アゼルバイジャン🇦🇿とアルメニア🇦🇲はナゴルノカラバフという土地を争ってるよ
そして今回はアゼルバイジャンが攻撃したよ近隣にはトルコとイランがいるよ
トルコはNATO、イランが核を持ってるよこの人達が参戦すると世界大戦だよ
NATOは加盟国が攻撃されたら加盟国すべて参戦するよ pic.twitter.com/vuKSECQK7S
— ラマだよんβ@ラマ教🦙🤗🤔♟️ (@ramadayon) September 19, 2023
アゼルバイジャンの動きの後、アルメニアの首都エレバンでは市民が集まりだした。
アゼルバイジャンにではなく首相のパシニャンに抗議している。親NATOのパシニャン首相を裏切り者と呼び抗議する群衆。 pic.twitter.com/SkbgOcQ8Wl
— Safety CAT🇧🇾🇳🇪 (@Astrada_JP) September 19, 2023
アゼルバイジャンはナゴルノカラバフ共和国に対し、明日までに降伏するよう勧告。
降伏しない場合は大規模地上対テロ戦(?)を実施するとのこと。 https://t.co/5doj5jCQdN
— mssn65 (@jpg2t785) September 19, 2023
アゼルバイジャンによる、対アルメニア係争地ナゴルノカラバフでの攻撃が始まってしまいました。先週、TOKYOMX「堀潤モーニングFLAG」で特集した際の懸念が現実に。実は歴史的にも、現代においても日本国と関わりのある地域。関心を寄せていただきたいです。また故郷を追われる人々が出てしまいます。#… https://t.co/ghbZUsGMuE pic.twitter.com/h1aTqrX7OY
— 堀 潤 JUN HORI (@8bit_HORIJUN) September 19, 2023
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