政府が新型コロナウイルス用のワクチンについて、初期から保管している従来型のワクチンを約8630万回分も破棄したことが分かりました。
破棄されるのは米ファイザー製と米モデルナ製計約8630万回分で、今後のワクチン接種は新系統「XBB」に対応したワクチンに切り替えていくとされています。
政府はワクチン1回当たりの購入単価を公表しておらず、現時点で正確な破棄費用や負担総額は不明です。
秋の追加接種が20日から開始されましたが、それに合わせて古いワクチンの破棄が進んでおり、これまで発表された予算規模から少なく見積もっても2000億円分以上のワクチンを破棄した可能性が高いと見られています。
2000億円規模の血税が文字通りドブに捨てられた形で、ワクチンの購入量や政府対応が適切だったのかどうか、改めて調査検証を行う必要性がありそうです。
コロナワクチン、政府が8630万回分を廃棄へ…購入単価は公表せず
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20230919-OYT1T50166/
新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は19日、政府が保管する従来株や変異株オミクロン株に対応した米ファイザー製と米モデルナ製計約8630万回分を順次廃棄すると発表した。20日から全世代を対象に、新系統「XBB・1・5」に対応したワクチンの接種が始まるのに伴い、従来株対応などは使用を終了するためだ。
新型コロナ“XBB”系統対応ワクチン 境港市で集団接種開始
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20230923/4040016165.html
新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「XBB」系統に対応するワクチンの集団接種が22から境港市で始まりました。
ワクチンの集団接種会場の境港市にある済生会境港総合病院では、22日の夕方、事前に予約をした人たちが次々と訪れ、接種を受けていました。
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