*国会中継
自民党の政治資金問題について、岸田文雄首相は今国会で政治資金規正法の法改正を実現すると明言しました。
野党側は裏金の収支報告書不記載は脱税の疑いがあるとしており、資金の用途を含めて全ての情報を開示するように要求。
これに対して岸田首相は「わが党の活動と関わりのある個人のプライバシー、企業団体の営業秘密を侵害する」と否定的な見解を繰り返し、あくまでも政治資金規正法の改正で悪質な献金や裏金行為のみを制限する方向で検討していると発言していました。
立憲民主党からは二階俊博元幹事長が受け取ったとされる約50億円の政策活動費を問題視する声も相次ぎ、野党側は政治資金規正法の改正で、企業・団体献金を禁止することなども求めるとしています。
やはり、岸田政権と野党側に政治資金規正法の改正で大きな認識の差があるように感じられ、悪質な裏金のみを厳しく制限する方向で検討している自民党と、使い道を含めた全ての情報開示を原理原則にするように求めている野党で激しい国会論争が続いているところです。
規正法改正、岸田首相「今国会で」 政策活動費、使途公開に否定的―衆院予算委
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020500647&g=pol
岸田文雄首相は5日午後の衆院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けた政治改革に関し、「今国会で政治資金規正法をはじめとする法改正を実現していく」と表明した。立憲民主党の岡田克也幹事長への答弁。
野党側 政治資金規正法の改正など求める方針 衆議院予算委員会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014348501000.html
国会は、6日も衆議院予算委員会で質疑が行われ、立憲民主党など野党側は、政治資金規正法を改正し、企業・団体献金を禁止することなどを求める方針です。一方、自民党は、岸田総理大臣が今の国会で法改正を実現するとしていて、党内に設けた作業チームで具体的な検討を進めることにしています。
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