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大地震の前兆現象は空に出現する!電離圏で異常観測、東日本大震災や能登半島地震など 京都大の研究チーム


*Sean O’ Riordan@seanorphoto
大地震の直前に震源の上空付近で普段とは異なる動きが観測されているとして、京都大の研究チームがまとめた報告書に注目が集まっています。

この研究報告書は京都大の梅野健教授(通信工学)のチームが発表したもので、上空約60~1000キロにわたって広がる「電離圏」と呼ばれる領域で大地震の直前に電子の密度変化が観測されたと指摘。
実際に観測された過去の事例として、東日本大震災(2011年)や熊本地震(16年)、今年1月の能登半島地震などが紹介され、大きな地震が起きる40分から1時間ほど前に異変が起きていたとしています。

同じような報告は過去にも北海道大の研究チームが発表しており、毎日新聞の記事には「大地震の直前、ある異常がはるか上空で観測されていたという複数の報告がある」と掲載されていました。

京都大の研究チームが行った研究調査だと、本震が起こる前に破壊の圧力で岩盤が超高温となり、水分が超臨界という電気が流れにくい状態になるとして、それによって岩盤が帯電して電圧が一定以上になると放電するとしています。
地表の電圧が上昇することで、大気中の静電気の量も変動して電離圏まで伝わり、このような現象が連鎖することで地上へと引き寄せられるとまとめていました。
大地震発生時の震源地の地質調査でプレート境界にある粘土質の層に水分が含まれることが判明していることから、同じような環境を再現した実験調査においても、帯電とそれが電離圏を乱すことが確認されています。

つまり、地中の地殻変動と岩盤の帯電現象が相互作用することで大気中にまで影響を与え、電離圏の乱れを誘発していると言えるでしょう。
地震直前に観測される地震雲や動物、海洋生物の異変もこれで説明が可能で、地殻変動の帯電現象で影響を受けた可能性が高いです。

地球というのは巨大な電磁石のようなものであり、それに宇宙線や太陽風(磁気嵐)などが複雑に絡み合って影響を及ぼしています。
いずれ地震予知に繋がる分野であると思われ、大気の変化と地震の関係性は引き続き研究調査を行うことで、さらに踏み込んだ地震予測が可能となるかもしれません。

 

大地震の予知につながる? 上空で観測される「異常」現象とは
https://mainichi.jp/articles/20240512/k00/00m/040/176000c

 大地震の直前、ある「異常」がはるか上空で観測されていたという複数の報告がある。京都大の研究チームは、この異常が起こる物理的なメカニズムを解明したと発表した。ただ、慎重な見方をする地震学者も多い。地震予知につながる可能性はあるのか。

この異常は、上空約60~1000キロにわたって広がる「電離圏」と呼ばれる領域で観測されてきた。太陽からの強い紫外線で大気中に含まれる窒素や酸素の原子が電離して、電子やイオンが多く存在しており、特に上空300キロ程度で電子の密度が高くなる。

京都大の梅野健教授(通信工学)によると、東日本大震災(2011年)や熊本地震(16年)、今年1月の能登半島地震など、規模の大きな地震が起きる40分から1時間ほど前に、この電離圏に含まれる電子の密度に変化が生じる現象が見られてきたという。北海道大の研究チームも、いずれも大津波をもたらしたスマトラ沖地震(04年)、チリ地震(10年)などで、直前に震源域付近上空の電離圏に含まれる電子の密度が相対的に高くなっていたと11年に報告している。

大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-04-18-0


梅野健 情報学研究科教授、水野彰 同研究員、高明慧 同専門業務職員(研究当時)らの研究グループは、大地震発生直前に観察される電磁気学的異常を地殻破壊時の粘土質内の水が超臨界状態であることにより説明する物理メカニズムを発見しました。今まで、2011年東北沖地震、2016年熊本地震などの大地震発生直前に震源付近の電離層上空に異常が観測されたことが報告されていましたが、なぜ大地震発生直前の電離層に異常が生じるかを明確に説明する物理モデルの報告はなく、幾つかの仮説が提唱されているのみでした。

 

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