*SOHO衛星
太陽で強い太陽フレアが複数観測されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)や宇宙天気ニュースの観測情報によると、この48時間で6回のMクラス太陽フレアが観測され、それによって発生した太陽風の乱れが一部地球と接触したとのことです。
Mクラスは最大規模X級の一歩前の規模で、先週はMクラスが数十回ほど発生。
アメリカや日本、ヨーロッパなどの地磁気観測所では5月23日から強い磁気嵐を観測中で、しばらくはこの乱れが継続することになりそうです。
太陽活動は過去20年間で最大規模の極大期に入っており、黒点数に関しては過去10年間で今月が最多となりました。
このまま2025年のピークに向けて太陽活動が強まる見通しで、引き続き太陽活動には注意が必要です。
2024/ 5/24 12:23 更新
太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が高まっています。担当 篠原
太陽風の速度は、370km/秒前後と低速の状態で安定しています。
磁場強度は、6nTから9nTへやや強まっています。磁場の南北成分は、昨日の午後から南寄りに偏るようになり、
-7nT程度の南向きの状態がしばらく続いています。
このため、磁気圏の活動はある程度活発になり、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が
半日ほど発生しています。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
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https://johosokuhou.com/2024/05/15/74307/
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