先日から続いている大手動画サイト「ニコニコ動画」の通信障害ですが、6月15日の時点になっても全く復旧の見通しが立っていないことが分かりました。
ニコニコ公式の報告によると、復旧まで最低でも1ヶ月以上かかる見込みで、ほとんどの関連サービスでも異常が出ているとのことです。
提携企業である出版大手のKADOKAWAでも出版や決算システムなどグループ全体の事業に影響が出ており、損失は少なくとも10億円以上ではないかと見られています。
サーバー障害が発生したのは今月8日からで、身代金要求型のコンピューターウイルス=ランサムウエアなどの大規模なサイバー攻撃を受け、データセンター内のサーバーをシャットダウンしたことでKADOKAWAのシステムが停止。
これによって関連企業やグループ全体が止まり、ニコニコ動画二巻してはシステムを再構築する必要性があるとして、1ヶ月以上の復旧時間が必要になるとされています。
KADOKAWAやニコニコ動画の運営会社ドワンゴは「ユーザーの皆様、関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げます」と述べ、引き続き復旧作業を継続するとしていました。
KADOKAWAニコニコ動画などWEBサービス“復旧1か月以上見込み”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240614/k10014481331000.html
動画配信の「ニコニコ動画」などグループの複数のウェブサービスが、サイバー攻撃を受けて停止していることについて、出版大手のKADOKAWAは、出版や決済システムなど、グループ全体の事業にも影響が出ていることを明らかにし、全面的な復旧までには少なくとも1か月以上かかる見込みだと発表しました。
出版大手のKADOKAWAによりますと、今月8日の午前3時半ごろ、グループ会社の複数のサーバーに障害が発生し、分析したところ、動画投稿や生配信などを行うニコニコサービスを標的として、データセンターのサーバーが、身代金要求型のコンピューターウイルス=ランサムウエアなどの大規模なサイバー攻撃を受けたことが確認されたということです。
KADOKAWAグループのシステム障害が長期化の様相を呈している。KADOKAWAの公式HPは現在も閲覧ができない状況が続いており、グループのサービス内でも特に利用者の多い「ニコニコ動画」は、6月16日までの放送中止が発表されている。ニコニコ運営チームは「ニコニコのシステム全体を再構築をするための対応」を進めると表明しているが、現役社員の1人は「一筋縄ではいかないだろう」と不安を口にする。
6月14日15時現在、ニコニコはサービスを一時停止中です。復旧まで1か月以上かかる見込みで、再開できるサービスから順次再開予定です。皆様にご心配とご不便をおかけし、大変申し訳ございません。
現時点でお伝えできる経緯や影響範囲、今後につきましてご報告いたします。https://t.co/lqzI8e1TNu…
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) June 14, 2024
現在ニコニコはサービスを一時停止中ですが、一日でも早く平常の状態に戻すべく、X上での時報を再開いたします。
ニーッコニッコ動画🎵
ドワンゴが午前0時くらいをお知らせします。
ピッピッピッポーン🕛▼新バージョン「ニコニコ動画(Re:仮)」https://t.co/Cde6sc9jh4
(2時もあります) pic.twitter.com/cizpKRHaKA— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) June 14, 2024
本日、新バージョン「ニコニコ動画(Re:仮)」をリリースしました。
視聴できる動画は一部となり、現在は2007年の人気動画が視聴可能で、今後も更新予定です。サービス開始当時のように最低限の機能での視聴となりますが、停止中の間、アカウントなしでご利用いただけます。https://t.co/JvPwBa14Sn
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) June 14, 2024
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