財務省の福田淳一事務次官が「複数の女性記者に対してセクハラ発言を繰り返していた」と指摘を受けている問題が、海外メディアでも報道されました。
フランスのAFP通信は「日本は、女性の政治参加が世界で最も低い国の1つで、日本では、ジェンダーに対する凝り固まった考え方がある」と取り上げ、日本の女性待遇に疑問を投げ掛けています。
ロイター通信も同じように日本の女性問題に触れて、組織や企業の広い範囲で女性に対する意識が低いと言及。
また、今日の記者会見では野田聖子・女性活躍担当大臣からも「セクハラは女性に対する暴力で、人権侵害だ。本人は全面否定しているが、多くの女性が残念に思っている。政府の信頼を失墜させる大きな原因になってしまうと大変残念だ」などと財務省の対応を批判するコメントが出ています。
財務省は記者クラブに対して告発女性記者の情報を提供するように要請しており、麻生太郎財務相も「告発女性記者が分からなければセクハラ認定は出来ない」などとコメントしていました。
野田女性活躍相「被害者に高いハードル」財務省の対応を批判
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180417/k10011406711000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
これについて野田女性活躍担当大臣は、閣議の後、記者団に対し「セクハラは女性に対する暴力で、人権侵害だ。本人は全面否定しているが、多くの女性が残念に思っている。政府の信頼を失墜させる大きな原因になってしまうと大変残念だ」と述べました。
そのうえで、財務省の対応について「違和感がある。セクハラの被害者は、家族にも相談できないのが現実で、加害者側の関係者に話をすることはできないのではないか。被害者の立場では、高いハードルであることを財務省に理解してほしい」と批判しました。
財務次官辞任論強まる https://t.co/5c6yBrNR2V
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年4月15日
「安倍総理大臣は、女性の社会進出を推し進める『ウーマノミクス』を推進しているが、日本の企業や組織には性に対する意識の低さが根強い」
財務次官セクハラ報道 海外メディアも大きく報道 | NHKニュース https://t.co/IKbSTWulSf
— 日本共産党 (@jcp_cc) 2018年4月17日
日本政府の信頼性にかかわる問題になりつつあるんだが。それがわからんのかね?—-財務次官セクハラ報道 海外メディアも大きく報道 | NHKニュース https://t.co/znUU0rgnmg
— drkfortest (@drkfortest) 2018年4月17日
【NHK】財務次官セクハラ報道 海外メディアも大きく報道
AFP通信「日本は、女性の政治参加が世界で最も低い国の1つで、日本では、ジェンダーに対する凝り固まった考え方がある」
ロイター通信「日本の企業や組織には性に対する意識の低さが根強い」https://t.co/dNicMhi19T— JCP京都(スタッフ版) (@jcpkyoto_staff) 2018年4月17日
「被害者が名乗り出ないと、事実じゃない」というのは極めて日本的だなぁと思う。海外でどういう風に権力を持つ人のセクハラ、性的搾取(かつてのオレゴン市長とか?)が報じられ、事実関係を調査され、法的、社会的、政治的に処理されたかについて例はいくらでもあるのに、一番不誠実な対応をとった。
— Ninguno (@Honnomushi96) 2018年4月17日
ま、私が一番、怖いのは、今回のセクハラ一件への対応について、また海外のメディアから日本は未開の国みたいに報じられることですね。この頃、それがスタンダードになっちゃってるわけだけど、さすがに辛いわ。もうちょっとマトモな国の住人だと思ってたからね。
— 松井計 (@matsuikei) 2018年4月16日
政治家がよく使う「襟を正す」は、いつも英訳に苦労しますが、福田次官のセクハラ報道に関して麻生大臣が最近発言した「緊張感を持ってほしい」は、AFPは”(I told him to) act with a sense of propriety” ロイターは”he should not be complacent” と訳していて、どちらも面白いなと思いました
— Tomohiro Osaki (@jt_osaki) 2018年4月16日
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