*種子
種苗(シュビョウ)を巡って農水省が大きな方針転換を検討していると報じられています。
日本農業新聞によると、 農⽔省は農家が購入した種苗から得た種や苗を使う「⾃家増殖」について、これまでの容認方針を一変して原則禁止にする方向で検討を行っているとのことです。
今までは種子の自家採種は自由で、自家採種が禁止されることはほぼありませんでした。農水省は優良品種の海外流出を防ぐ狙いがあるとしていますが、個人や農家が大きな打撃を受けることになるのは確定的だと言えるでしょう。
しかも、今年から種子法の廃止も実行されており、自家採種禁止とセットで法案を運用されると、企業経由で種子を買うしか無い状態になります。種子の販売は海外企業が強く、海外だとモンサント社のような遺伝子組み換え種子も問題になっているところです。
種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換 海外流出食い止め 法改正視野、例外も 農水省
https://www.agrinews.co.jp/p44074.html
農水省:自家採種を原則禁止に?
http://blog.rederio.jp/archives/3506
とんでもない情報が飛び込んできた。これまで種子の自家採種は基本的にOKで、自家採種禁止されるケースは例外だった。これを逆にして、自家採種は原則禁止に変える方向で農水省が検討に入ったというのだ。主要農作物種子法を廃止して、民間企業の支援政策に熱心な農水省がさらに、種苗法を企業のさらなる利益になるように変えようということだろうか?
日本農業新聞 種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換 海外流出食い止め 法改正視野、例外も 農水省
もっとも、日本政府はすでに1998年に種子企業に自家採種禁止の権限を持たせるUPOV1991年条約の批准をしており、それに合わせて種苗法を変えている。2004年の研究会で農水省は今後は種子の育成者(その多くは種子企業)の権利を守るために自家採種を制限していく方針を確認している(研究会報告書)。
その制限の方法としては
1. 原則自家採種禁止。自家採種を例外として扱う。
2. 原則自家採種容認。自家採種禁止を例外として扱う。
の2つがある。現行種苗法は2の方法を取ってきた。自家採種できない種苗が年々増えてくる形だ。しかし、日本農業新聞が伝えるのは、農水省はこの1に転換することを検討しているということだ。
種苗の自家増殖については,種苗法21条2項本文で,もともと抗弁の位置づけ。政令がその主体を限定しているから,法改正不要で政令レベルで限定していくつもりなのだろうか。
— Y.KURIHARA (@Y_KURIHARA_) 2018年5月19日
来たね「種苗の自家増殖原則禁止」
本日の日本農業新聞 pic.twitter.com/PdlBUnzMym— fumi. (@MinamiYoshifumi) 2018年5月15日
種子法廃止の次は種苗法を改悪し種苗の自家増殖を原則禁止にしようとしている。「種苗の海外流出の防止」ともっともらしい口実を付けているがモンサント利権の為としか思えない。何が「原則禁止は国際的な流れ」か。モンサントがそうさせているのだろう!多国籍企業の下僕達。https://t.co/YfTrKl8vKy
— 菊池 (@kikuchi_8) 2018年5月16日
政府は、種子法廃止の時には、種苗法で守れるからと説明しましたが、今度は種苗法を改正して自家増殖を原則禁止すると言い出しました。
自家増殖とは自家採種のこと。果樹はタネではなく接ぎ木等で増殖するのでこのように呼ぶ。https://t.co/hqOiOMc2yG https://t.co/LHj4vgHrm2
— sarah(#種子法廃止反対) (@lovelovesarah) 2018年5月16日
種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換https://t.co/2rxf2c3pYN
「在来種のように農家が自家採種してきたものは対象外」日本農業新聞https://t.co/X9lm7aQJ6h
「在来種」もまた、その地に自生していたわけではなく、「自家採種」をくり返すなかで、形成されたもの。農耕文化を根幹から崩壊させる暴挙。— 中島 智 (@nakashima001) 2018年5月17日
種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換 海外流出食い止め 法改正視野、例外も 農水省 https://t.co/OBrtkBwlKE 食育だの和食スゴイだのやりながら、一方で農業を全力で潰しにかかってる。しかも潰しにかかってる自覚すらなさそう。
— チキささ (@c_ssk) 2018年5月17日
先日、放送協会のニュースが「韓国に国産イチゴの種を”盗まれた”」として種子流出について報じていたのだが、あの報道はこれの露払いだったのかと。 ~種苗の自家増殖 「原則禁止」へ転換 海外流出食い止め 法改正視野、例外も 農水省 https://t.co/LhyDbjoFPP
— 若林 宣 (@t_wak) 2018年5月18日
ほら…。なにが「国際的な流れ」?世界中の農家・消費者がこれに抵抗してるのは無視?農家潰しを農水省が率先する?逆風の中で奮闘する日本の農家の息の根を止めることに。遺伝子組換が入ってくる。今止めないと→種苗の自家増殖原則禁止に懸念 政府は理解求める 参院農水委 https://t.co/EcK8wNZ2SF
— 舩田クラーセンさやか (@sayakafc) 2018年5月17日
①日本農業新聞や農水大臣をやっていた山田さんの記事で「種苗法が変わり、種の自家採取が出来なくなる」というセンセーショナルな情報が駆け巡っています。私はよくわからない時には発生元に聞きます。農水省に電話しました。確かに自家増殖できない種類は増えてました。
— 阿智村有機農業日記 (@kerokero100show) 2018年5月17日
半年前か一年前に種苗法?が変わるって記事見た
一昨日くらいにも種苗関係の?自家増殖?が原則禁止になるって記事見た
俺にはどっちも理解ができなかった
けどネットで最近モンサントの広告見るようになった
何が始まるのか俺にはわからない— アミターブ青雲カーン (@tatsutheHM) 2018年5月19日
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