各国の修士・博士号取得者をまとめた統計で、日本だけが大きく減少していることが分かりました。
毎日新聞社がまとめた記事によると、日米英独仏中韓の7カ国で修士・博士号の人口100万人当たり取得者数を比較してみたところ、2008年度は131人だったのに、2014年度は118人に減少していたとのことです。
最新の修士号の取得者数は中国が08年度比で1.55倍の350人となり、日本だけが08年度比0.97倍の570人と減少していました。
これは日本の科学力が低下していることを示している数字だと言え、国の将来を考えると非常に深刻な問題となりそうです。背景には少子高齢化だけではなく、不安定な研究員の雇用体制や支援不足なども影響していると見られています。
日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査
https://mainichi.jp/articles/20180823/k00/00m/040/060000c
比較可能な日米英独仏中韓の7カ国で修士・博士号の人口100万人当たり取得者数を、2014~17年度と08年度で比べた。
その結果、最新の修士号の取得者数は、中国が08年度比1.55倍の350人▽フランスが1.27倍の1976人--などで、日本以外で増加。日本だけが08年度比0.97倍の570人と微減だった。
人口当たりの修士・博士号取得者が近年、主要国で日本だけ減ったことが判明。日本の研究論文の質や量の低下が問題になっていますが、大学院に進む若者の数でも「独り負け」で、研究力の衰退を示す結果といえます。https://t.co/QZfXSQCjES
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年8月22日
修士・博士:日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査 – 毎日新聞 https://t.co/Llo6builxm この20年弱の大学改革の結果、という感じがします。まぁ当然の結果かと。内閣府や文科省の方々にはいい加減気づいてもらいたいですね。 pic.twitter.com/63aVKp6niU
— ばく (@kapibaku) 2018年8月22日
日本は、世界のトレンドと異なり、大学の安定的財源の削減とポスト削減、中央集権的で恣意的な選択と集中を過去10年以上継続していることを想起したい。 / 修士・博士:日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査 (毎日新聞) #NewsPicks https://t.co/PdmfBC9lgo
— 西田亮介/Ryosuke Nishida (@Ryosuke_Nishida) 2018年8月22日
今より、就職が厳しかった頃は、大学院に進学するのは、就活する時期の時間稼ぎと揶揄されてました。しかも、専門学校卒業の方が即戦力につながる事が多いので、大学を卒業してから専門学校に進学する人もいました。高等教育に魅力が少ないのかも…😓 https://t.co/oFAs09Mn7u
— くちびるハート 歯虫ではありません。 (@chibacyuba) 2018年8月22日
こうなることはずいぶん前からわかっていたわけで、こうなることを日本の科学技術行政は淡々と目指していたとしか思えません。日本の現状と世界の科学技術の将来を考えたら、極めて愚かなことですが。日本はこれから一体どうするつもりなんでしょうね?https://t.co/RIlfUz0740
— Fumiharu Kato 加藤文元 (@FumiharuKato) 2018年8月22日
「日本の研究論文の質や量の低下が問題になっているが、大学院に進む若者の数でも「独り負け」で、研究力の衰退を示す結果といえる。」ここまではっきり数値で出ているのに、文科省は大学の怠慢のせいだとまだ言っている。https://t.co/XmRBxMJiRU
— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2018年8月22日
博士進学者が増えれば若手も増えるし研究の原動力なのだが,日本だけ博士減ってるし本当にマズイ.日本の研究が衰退みたいに言われてる直接の原因はこのあたりかな.https://t.co/7MyvS8jYGw
— 下平英寿 (@hshimodaira) 2018年8月22日
原因と結果で言えば、経済的苦境と将来不安が原因では。院に進みたくても進めない学生は多い。そして、結果として研究力は衰退する。https://t.co/BxrDuYtkdV
— 小谷英生 (@hideokotani) 2018年8月22日
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