日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕された事件を受けて、日産の提携企業であるフランスの大手自動車会社・ルノーの幹部がコメントを出しました。
フランスのルモンド紙はルノーの経営陣から「日本のクーデターだ」というような声があったと報道しており、フランス側は日産の西川広人社長を「ローマ帝国時代に皇帝カエサルを暗殺したブルータスのようだ」と批判しています。
そして、このような事件が起きた背景として、日産とルノーの経営統合に日本側が強く反発していたことにも言及し、日本とフランスの自動車産業を巡る競争がカルロス・ゴーン会長の逮捕に繋がったとフランスメディアは分析していました。
実際にカルロス・ゴーン会長が逮捕される直前に日産とルノーの経営統合が協議されていたようで、一部のメディアは年内にも統合予定だったと報じています。
ルノー幹部「日本でクーデター」=西川社長は「ブルータス」-ゴーン氏逮捕で仏紙https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112100872
【パリ時事】日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件で、フランスのルモンド紙(電子版)は20日、「(仏自動車大手)ルノー経営陣から日本側の『クーデター』だという声が出ている」と伝えた。経済紙レゼコーは、日産の西川広人社長が「目をかけてくれたゴーン氏を公共の場で引きずり下ろした」と報じ、古代ローマのカエサルを殺害した「ブルータス」だと断じた。
「お騒がせし申し訳ない」 日産専務、首相官邸に
「首相官邸を訪れ、ゴーン会長逮捕をめぐる一連の経緯について、菅官房長官に報告した」
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この国が怖くなってきた。なぜ民間企業が官邸に謝りに行くんですかね❓❓
https://t.co/OV9AgM9wmo— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年11月20日
今回のゴーン逮捕は、日産内部のクーデターの噂というよりは、実際には、ルノーの日産統合を阻止するための日本政府が主導して特捜と日産内部を動かしたクーデターだから、日産役員が政府官邸に報告に行ったとみれば辻褄が合うかも。この後、日仏の外交問題に進展しそうだし。https://t.co/dXQlDWrhkv
— kmokmos (@2015_0919_0218) 2018年11月21日
ゴーン会長逮捕 経産省出身の今井首相秘書官が、経営統合を阻止するため、検察に仕掛けゴーンを逮捕させたんじゃないか、という見方が流れている 法務省周辺では公判が維持できるのか、心配の声も上がっているという https://t.co/u3RIq0118B
— 岡三マン (@okasanman) 2018年11月21日
ゴーン会長に関する事案を受け、今夕フランスのル・メール経済・財務大臣と電話会談を行い、日産・ルノーのアライアンスについて話し合いました。
内容については下記のリンクの通りです。 https://t.co/egRVt3LTWx— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2018年11月20日
ゴーン会長の逮捕劇について、フランス側から書いてみました。ルノーの筆頭株主のフランス政府、マクロン政権の狙いについて解説しています。https://t.co/knzTF0x9WV
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2018年11月21日
【動画】3社を束ねてきたのはルノーであり、そのメリットを享受してきた。 pic.twitter.com/BtrXB0Lueo
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年11月21日
日産が官邸に説明に出向いたのは、そうしなければならなかったからかも。検察が動いた背景には米欧、とりわけ米仏の対立があり、米国が、ルノーによる日産乗っ取りに危機感を覚えたためでしょう。角栄のときも米国が日本検察を動かしています。同じ力学が動いたのでしょうね。https://t.co/zukiWIzxIr
— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2018年11月21日
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