12月6日にソフトバンクで大規模な通信障害が発生した騒動について、一部のネット上では「アメリカの陰謀」との声が飛び交っています。その理由は同日に発生した世界第2位のスマートフォンメーカーである中国大手・華為技術(ファーウェイ)の最高幹部が逮捕された事件です。
逮捕されたのはファーウェイ創業者の娘で、同社最高財務責任者(CFO)兼副会長の孟晩舟(メン・ワンツォウ)氏。アメリカのメディアは「米国のイラン制裁に違反した疑いでファーウェイが捜査を受けている」と報道しており、トランプ大統領も2020年には中国のハイテク製品を輸入規制するとしています。
この件で調べてみると、ソフトバンクはファーウェイの通信機材を基地局で利用していることが発覚。ソフトバンクとファーウェイの深い関係は知る人ぞ知る情報で、ファーウェイの最高幹部が逮捕された直後にもソフトバンクへの影響を懸念してソフトバンクの株式が売られています。
↓海外メディアのトップニュースはファーウェイ幹部逮捕
しかも、ソフトバンクは東京証券取引所への上場を目前にしていたこともあり、この時期のマイナス材料は大きなダメージになる可能性が高いです。このような背景からアメリカが米中貿易戦争の一環で、中国の大企業と関係が深いソフトバンクで通信障害を引き起こしたという説が浮上しています。
といっても、ソフトバンクの通信障害はエリクソン社製の交換機の異常が原因で、ソフトバンク以外でも同じ時間帯に通信障害が発生していました。アメリカではなくサイバー攻撃を指摘する声もありますが、果たして偶然か何らかの謀略なのかはわからないところです・・・。
↓ソフトバンクの株価
↓ソフトバンクの通信障害
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