中国の通信会社大手・ファーウェイのCFO(最高財務責任者)がカナダの空港で逮捕された問題が燃え上がっています。中国政府はアメリカの要請を受けて逮捕に踏み切ったカナダを猛批判し、中国外務省は北京駐在のカナダの大使を呼んで強く抗議しました。
報道記事によると、中国側はカナダの大使に「直ちに釈放して、合法で正当な権利を適切に保障するよう強く促す。さもなくば必ず深刻な結果を招き、すべての責任はカナダ側が負わなければならない」と伝え、逮捕されたファーウェイの孟晩舟氏を即座に釈放するように求めたとのことです。
これに対してカナダは裁判所で審問を開き、孟晩舟氏の勾留を続けるべきかどうかを巡って議論をしています。
このような動きについてアメリカのクドロー国家経済会議委員長や共和党のルビオ上院議員は9日にニュース番組の中で、「非常に重要な問題だ。ファーウェイがイランに対する制裁に違反していたのは証拠から明らかだ」と述べ、中国は安全保障上の驚異になると指摘。
アメリカ議会では共和・民主の両党から中国への強い対応策を求める声が相次ぎ、トランプ大統領も合わせて中国に対する締め付けを強めることになると見られています。
中国の通信機器大手、ファーウェイの幹部がアメリカの要請によってカナダで逮捕されたことについて、中国外務省は北京駐在のカナダの大使を呼んで強く抗議し、直ちに釈放するよう求めました。
中国の通信機器大手、ファーウェイの幹部が逮捕されたことをめぐり、アメリカのトランプ政権や議会では中国企業に対する警戒感が一層強まっています。
ファーウェイのCFO=最高財務責任者の孟晩舟氏は、今月1日、アメリカの要請によってカナダの空港で逮捕され、カナダの検察当局は制裁下のイランとの取り引きをめぐる詐欺の疑いがあると主張しています。
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