12月21日に東京地検特捜部が日産のカルロス・ゴーン前会長を再逮捕しました。再逮捕した容疑は会社法の特別背任の疑い(金融商品取引法違反の罪)で、検察側は「2008年に私的な投資で生じた損失を日産自動車に付け替えた」と指摘しています。
ゴーン氏の認否は明らかにしておらず、この再逮捕で今週のカルロス・ゴーン氏の保釈も消えました。
先日に東京地方裁判所が東京地検特捜部の勾留延期要請を拒否していることから、東京地検特捜部は再逮捕することで勾留期間を延期した形だと言えるでしょう。
ネット上では検察のやり方に疑問を投げ掛ける意見も多く、国際的にも日本の司法制度を批判する論調が目立つところです。
ゴーン前会長 再逮捕の容疑の詳細
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181221/k10011755331000.html
東京地検特捜部が発表したゴーン前会長の再逮捕の容疑内容です。
容疑者は日産自動車の代表取締役兼最高経営責任者として、日産の業務全般を統括し、日産およびその子会社に損害を与えないように忠実に職務を行うべき任務を負っていたものであるが、
1、自己の資産管理会社がA銀行との間で締結していたスワップ契約において多額の評価損が生じたため、自己の利益を図る目的で、平成20年10月、同スワップ契約の当事者の地位を前記資産管理会社から日産に移転させる旨の契約を締結して日産を同スワップ契約の当事者とさせ、評価損約18億5000万円を含む同スワップ契約上の損失を負担すべき義務を負わせ、
2、前記スワップ契約上の地位を日産から前記資産管理会社に再移転した際、Bの尽力によりC銀行発行に係るスタンドバイ信用状をA銀行に差し入れるなどしていたところ、自己およびBの利益を図る目的で、平成21年6月から平成24年3月までの間、4回にわたり、日産の子会社名義の預金口座からBが経営するD社名義口座に対し、合計1470万米ドルを振り込み入金させ、その任務に背く行為をし、日産に財産上の損害を加えた。
BBCニュース – 日産のゴーン前会長を再逮捕、これまでとは別容疑 東京地検特捜部 https://t.co/WdPlmRLXGz
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2018年12月21日
「裁判所は、検察と心中するつもりはないということだ。はしごを外された…国際世論に配慮して早期釈放すれば『日本の裁判所は検察と違う』と英雄視されるから」と検察幹部。https://t.co/DgugSMcPoB
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年12月20日
世界よ。これが日本の検察だ。:特捜部、ゴーン前会長を再逮捕(共同通信) https://t.co/yRckrD8wWv
— ささきりょう (@ssk_ryo) 2018年12月21日
再逮捕か。しかし、形式犯じゃないのが出てきたな。これが「真打ち登場」なのか、世論の批判を浴びて無理矢理放った一打なのか。https://t.co/xyxm6muHnm
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2018年12月21日
【東京地検特捜部、ゴーン前会長を再逮捕】
実はフランス政府への根回しがあったりするのかあるいはガチなのかとか、いつもながら背景となるアレコレの力関係が気になってしまう事案です。 pic.twitter.com/yuFvp5sgya— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) 2018年12月21日
ゴーン前会長、特別背任で再逮捕。東京地検特捜部の意地か?
まぁプライドもあるんだろうが、その意地とプライドを政治案件でも発揮したらどうだ。
周りには巨悪がいっぱいいるだろう。— 俵 才記 (@nogutiya) 2018年12月21日
すごいなー。今日にも保釈されそうな雰囲気だったのに別件で再逮捕とか、ゴーンさんを絶対に逃がさないマンが強すぎる。保釈したら絶対にフランスに帰って2度と日本には来ないだろうし当たり前かー#ゴーン前会長 #日本の闇 pic.twitter.com/Xs0XANbZ8G
— 南れーな@オタくま販売中! (@Re_na_M) 2018年12月21日
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