会計検査院が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の年金運営に問題があるとして、国民に丁寧な説明をするように要請しました。
4月24日に会計検査院は国会及び内閣への随時報告を行い、その中で「公的年金の株式運用の割合が増加してリスクが上昇している」と指摘。具体的には2018年10~12期の数字を取り上げ、僅か3ヶ月の間に14兆8039億円の赤字が発生したとして改善を促しています。
そして、年金積立金は国民から徴収された保険帳の一部であり、将来の年金給付の貴重な財源であるとして、「国民の利益のために長期的な観点から安全かつ効率的に行うことにより、将来にわたって、公的年金制度の運営の安定に資することが、従来にも増して強く求められている」と報告書の中で言及していました。
2018年後半の株急落で年金資金の1割が消し飛び、現在の年金資金が約150兆円まで低下しています。株式の比率が高まったことで株価の下落が年金資金と直結するようになり、遂に会計検査院も警鐘を鳴らした形だと言えるでしょう。
他にも運営情報の透明化なども要請していますが、政府側に改善しようとする具体的な動きは無いです。
会計検査院法第30条の2に基づく国会及び内閣への随時報告
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/31/h310424.html
会計検査院は、平成31年4月24日、会計検査院法第30条の2に基づく国会及び内閣への随時報告を行いました。
「年金特別会計及び年金積立金管理運用独立行政法人で管理運用する年金積立金の状況等について」
会計検査院は、平成23年12月に参議院から、年金積立金(厚生年金及び国民年金)の管理運用に係る契約の状況等について会計検査を行いその結果を報告するよう要請を受け、24年10月にその検査結果を「年金積立金(厚生年金及び国民年金)の管理運用に係る契約の状況等に関する会計検査の結果について」として取りまとめて、参議院に報告している。
会計検査院が厚労省とGPIFに投資手法の透明性確保や情報の積極的開示を、と提言。安倍内閣は資産構成割合の株式比率を24%から50%に。それまでの安定的な国債中心による運用を大きく変更し、株価下落に伴うリスクも大きくなった。会計検査院に指摘される前に説明すべきだ。https://t.co/oPyYFohNlj
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2019年4月25日
会計検査院がようやく指摘
なんとか時事通信も報道しまたが、
年金運用は、時価総額の価値は今はあっても、元本割れする運用
(日銀の黒田が、ETFは株価を下支えするためと本音がポロリ)
日本株に43兆、
外国株に43兆(18年9月末)#いかさま景気
2018年は外国人投資家が売越しhttps://t.co/H4O23icuGU pic.twitter.com/EECX946a5o— まんはったん (@manhattandearu) 2019年4月24日
GPIF(国民の年金で株を買い株価を維持する仕組み)の
損失リスクがかなりヤバいので
昨年から算出方法を内緒で変更して
半減させて報告の厚労省またかよ、会計検査院の指摘でバレる。
賃金統計やGDP水増し算出基準変更と同じ手口。
全然反省も何もしていない根本大臣強制労働省厚労委 山井委員追及 pic.twitter.com/XxvZ9nT5T3
— 山羽明人 (@cIHtcCLzQtI7ZPX) 2019年4月27日
会計検査院はGPIFに対し、透明性を確保するよう求めたそうな。成年後見制度にも透明性が欲しい。司法書士らが手にする多額の報酬。運用する家裁は、なぜその内訳を頑なに隠すのか…? #セネコケ
GPIFが年金株運用で約15兆円の赤字 検査院が異例の警鐘https://t.co/zLyIW3vQm9
— BemTSUWAKI (@BemTSUWAKI) 2019年4月27日
この後の会計検査院のGPIFについてに報告が凄い!
安倍政権下で30兆円も注ぎ込んだ年金資金のリスク評価。
今までの精度の高い計算方法では23兆円だった!
制度の低い計算方法では12兆円とリスクが下がった!
計算方法の変更!
どっかで聞いた話
勤労統計改ざんと同じ!https://t.co/iUQ3P3lOVI— (=^エ^=) (@nanami_nanasuke) 2019年4月26日
会計検査院、久々に仕事した感ありますね。
GPIFは14年10月、経済政策「アベノミクス」を推進する政府と歩調を合わせて、安定的な国債中心の資産構成割合を変え、株式の比率を24%から50%に増やした。
検査院、年金積立金の株運用警鐘 透明性確保やリスク説明求めるhttps://t.co/Cbci9cHdOi
— XRP投資家グリーン (@InvestorGreen7) 2019年4月25日
会計検査院法第30条の2に基づく国会及び内閣への随時報告 本文全156ページもスクショしたよhttps://t.co/3Hwl8OHcJ4
詳細な調査と報告に萌える。#GPIF の役員報酬、平成25年の閣議決定で年3000万円になったんだね🔥
「高度で専門的な人材確保」で約15兆の赤字出す、ってすごい実績だな🔥#会計検査院 pic.twitter.com/oygLPudb8P— 岸原さや (@sayasaya777) 2019年4月27日
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