政府がやっと千葉県の復旧作業に本腰を入れ始めました。
9月16日時点では約3000人の部隊で災害支援活動を行っていた自衛隊の規模を1万人体制に増強すると発表。今後は東京電力とも相談した上で、停電の復旧作業に出来る限りの部隊を投入するとしています。
千葉県の各地で職員不足が深刻化しており、未だに被害状況すら把握が出来ていない自治体が多いです。その原因として停電による通信障害が大きく、市町村から県に被害情報を送るためのシステムが停止しているため、職員が直接調査をしている状態となっています。
また、初動に県の対応が遅れて、12日夕方まで県の職員が派遣されなかったことも職員不足に拍車をかけました。
更には根本的な問題としてここ数十年の人員削減もあり、地方自治体の職員不足が鮮明になった災害とも言えるでしょう。
停電復旧向け自衛官を大幅増員へ 千葉で最大1万人
https://www.asahi.com/articles/ASM9J6R8PM9JUTIL01H.html
自衛隊は16日、千葉県内の停電復旧のため、倒木や土砂の除去に当たる自衛官を大幅増員すると発表した。14日時点では計約260人だったが、16日は約3千人態勢に増やした。現場では被害の深刻さが判明するにつれ、より多くの人員が必要になっているという。今後、東京電力と相談して派遣人数を調整し、最大1万人を投入できるよう構える。(伊藤嘉孝)
「人手が足りない…」弱る自治体の体力 台風被害の調査進まず 千葉
https://mainichi.jp/articles/20190915/k00/00m/040/257000c
平野幸男・町総務企画課長は「これだけの規模なら本来は職員が調査しなければならないが、被災者対応に追われて人手が足りない」としている。同じく被害調査が進んでいない館山市の担当者は「停電が解消するまで被害の実態を把握することはできないだろう」と話した。
今回は、市町村をサポートすべき千葉県の対応も遅れた。県は台風通過から3日後の12日夕まで職員を派遣しなかった。市町村からのシステム入力で被災状況を把握して派遣することになっていたが、市町村が被災者対応に追われて入力できなかったり、停電に伴う通信障害で報告できなかったりしたという。県は15日現在、15市町に延べ163人の職員を派遣している。
台風15号に係る災害派遣にかかる自衛隊の活動状況です。自衛隊は、約3000人で倒木除去を実施できるよう、ローテーションを含め、最大で約10,000人で対応できる態勢を構築します。今後、千葉県内6箇所の自衛隊・東電共同調整所における調整を踏まえて活動を継続していきます。https://t.co/JaZF89KejP
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) 2019年9月16日
#中部方面隊 #災害派遣活動 #千葉県
第3師団入浴支援隊(第3後方支援連隊、六甲の湯)は、16日(月)13:00から #君津市 #清和公民会館 及び #松丘コミュニティーセンター において、入浴支援を行いました。 pic.twitter.com/i7AN58yIsx— 陸上自衛隊 中部方面隊 (@JGSDF_MA_pr) 2019年9月16日
【千葉県における「給水活動」(陸自)のお知らせ】
本日(9/17(火))、陸自が実施する給水活動についてお知らせします。
新たに君津市では、笹パーキングエリア、上総亀山榎本医院北側駐車場において給水活動を開始します。(支援部隊:高射教導隊(下志津)、第1後方支援連隊(練馬))#給水 pic.twitter.com/fLAORjHuuc— 陸上自衛隊 東部方面隊 (@JGSDF_EA_PR) 2019年9月16日
■お知らせ■
停電復旧作業にあたっては、陸上自衛隊の皆さまにも多大なご協力を頂いております。
写真は千葉市緑区周辺における、倒木の撤去作業の様子です。
引き続き、鋭意復旧作業を進めてまいります。 pic.twitter.com/COXATLATK4— 東京電力ホールディングス 株式会社 (@OfficialTEPCO) 2019年9月16日
自衛隊は、 #給水支援・ #入浴支援 等の生活支援、高齢者の家屋の応急処置のためブルーシートの展張支援等を実施しております。また、停電復旧作業等のための倒木・土砂除去の支援を強化、約3,000人で継続的に作業を実施できるよう態勢を構築しております。 pic.twitter.com/IDt4mEw04g
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) 2019年9月16日
【災害派遣情報(第25報)】
本日、千葉県内において給水支援、入浴支援、倒木除去活動を実施しました。
明日(17日(火))の予定についても分かり次第、お知らせします。
(写真は、本日の活動の様子(入浴支援、倒木除去)です。)#千葉県 #給水 #入浴 #倒木除去 pic.twitter.com/HCDDVrXTSh— 陸上自衛隊 東部方面隊 (@JGSDF_EA_PR) 2019年9月16日
【お知らせ】
海上自衛隊館山航空基地は、台風15号の被害に伴う生活支援を実施しており、市民の皆様に御利用いただいています。#館山 #生活支援 #入浴支援 #給水支援 #洗濯支援 #携帯充電 pic.twitter.com/tLFSxLKh58— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) 2019年9月16日
住民の命と生活を守るべき職員を減らしてきたツケが出ている。安直な公務員バッシングを吹聴する政治家や政党を信用してはならない。
「人手が足りない…」弱る自治体の体力 台風被害の調査進まず 千葉 – 毎日新聞 https://t.co/4cxs42dvZ4— たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) 2019年9月16日
なぜ千葉がこんなにも苦しめられているのか?
公共投資をケチって来たからだよ。90年代からの
公共投資・土木業者叩きによって
日本の災害対応能力はボロボロ。公務員数も先進国中で最低レベル。
現場の職員が足りてないんだよ。全部、ケチってきたツケだよ。
政府がケチりゃ国民が死ぬんだよ。 pic.twitter.com/fLgeAaKO79— きおり。@経済勉強中 (@kiori128) 2019年9月12日
昨日より工事車両がさらに緑区に集結し、若葉区とともに大幅に停電が解消されましたが、依然として停電地区、または局所的に停電している世帯が存在します。その地区・世帯への支援に注力しています。
また、君津市への保健師派遣に続き、今日から南房総市に職員を派遣します。https://t.co/fG4Y7u3x6X— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2019年9月16日
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