*平壌
10月5日にスウェーデンの首都ストックホルム郊外の施設で行われた米朝実務者協議が決裂で終わりとなりました。
アメリカ側は北朝鮮の非核化やICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射の中止を求めたと見られ、それに対して北朝鮮は経済制裁の解除などを求めたと報じられています。
特に金正恩体制の維持は北朝鮮から絶対条件として提示されており、非核化によって体制が揺らがないように北朝鮮はかなり強気に要求してきた可能性が高いです。
一方で、アメリカは北朝鮮に対し、非核化の具体的な措置を先に取るよう要求したことで議論は平行線が続き、決裂状態になってしまいました。
ただ、今回の協議についてアメリカは「議論の中身を反映していない。良い議論ができた」とコメントし、2週間後の再協議に前向きな姿勢を示しています。次の協議で何らかの進展となることも考えられ、日本としては色々な意味で協議の行方が気になるところだと言えるでしょう。
北朝鮮の非核化をめぐるアメリカと北朝鮮の実務者の協議が行われました。北朝鮮の代表は今回の協議は決裂したという認識を示したうえで、核実験の中止を維持するかはアメリカ次第だとして、年末までに打開策を検討するよう求めるとしています。
米朝実務者協議 北朝鮮首席代表「協議は決裂」https://t.co/bdlM45aEIr#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/lazeeQX983
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月5日
米朝実務者協議「決裂」
【北朝鮮】
「米国が旧態依然な立場と態度を捨てることができなかったためだ」
→いつものこと。悪いのは相手だけ【米国務省】
「北朝鮮側のコメントは協議の内容や精神を反映していない
米国は創造的なアイデアを提案した」と反論
→通じない方々もいる…もう学んでほしい https://t.co/YT7ZOvrCvh— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) 2019年10月5日
中途半端な融和的妥協に終わらなかったことは良かった。引き続き、事態の推移を注視したい。
米朝実務者協議「決裂 不快に思う」北朝鮮キム首席代表 | NHKニュース https://t.co/q8PkaeyHEe
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2019年10月5日
スウェーデンでの米朝実務者協議、何の進展もなかったようだ。北朝鮮は制裁の解除を求めているが、アメリカは応じない。SLBM発射が何の効果も持たなかったと北朝鮮が判断すれば、さらにエスカレートする可能性もある。非核化はますます遠のき東アジアは不安定化する。日韓で対立している場合ではない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2019年10月6日
「今回の交渉が何の結果も導き出されず決裂したのは、全面的に米国が旧態依然な立場と態度を捨てることができなかったためだ」(北朝鮮 金明吉 首席代表)
俺たちの核は廃棄しないが、制裁を解除しないアメリカは許せない!
韓国と全く同じやり口(笑)。https://t.co/Bpq0JY5CJX— 武利 岳男 (@muritakeo) 2019年10月6日
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