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トルコのシリア侵攻、激しい戦闘で被害拡大!クルド人「アメリカの裏切り」トルコ「批判するなら難民送る」

10月9日にトルコがシリア北部への軍事侵攻を開始しましたが、激しい戦闘による犠牲者が増大しています。
トルコ国防省は今回の攻撃でこれまでに228人の戦闘員が死亡したと発表し、今もクルド人勢力は激しく抵抗しているとコメント。

シリア人権監視団によると、トルコが支援するシリア勢力の戦闘員6人、民間人少なくとも9人が死亡したとして、現在進行系で被害が拡大しているとしていました。

この攻撃について国連安全保障理事会では、10日に非公開会合で各国が対応を検討したと報じられています。英仏独など欧州6カ国は共同で声明を発表し、その中で「トルコの根本的な安全保障問題に対処する行為とは思えず、一方的な軍事行動をやめるよう求める」と述べ、トルコに軍事行動の停止を強く求めました。

ただ、ロシアやアメリカなどの間で意見が割れ、安保理として一致した意見は出ないまま終了となっています。

国際社会の動きにトルコのエルドアン大統領は「我々の作戦を侵略と呼ぶなら、ドアを開けて360万人のシリア難民をあなたのところに送る」などと発言し、批判声明を出した欧州を強くけん制しました。

一方で、数年前のIS(イスラム国)討伐戦でアメリカに協力したクルド人勢力からは、「アメリカに裏切られた」との声が多く、トルコの攻撃を黙認したトランプ大統領に怒りの声が殺到しています。
クルド人とアメリカは数年前に共闘関係だっただけに、トルコの攻撃を事実上認めたアメリカに不満が向いている形です。

↓侵攻の様子

 

トルコ、シリアの親米クルド人勢力の攻撃継続 民間人の死者も
https://jp.reuters.com/article/syria-security-turkey-usa-idJPKBN1WP2PX

[イスタンブール/アンカラ 10日 ロイター] – トルコ軍はテロ組織とみなすクルド人主体の武装勢力「シリア民主軍(SDF)」に対する攻撃を10日も継続した。トルコはトランプ米大統領がシリアからの米軍撤退を表明した後、シリア北東部での攻撃を開始。前日の空爆と地上戦開始に続く攻撃で、戦闘員だけでなく民間人の死者も出ており、多くの住民がこの地域からの避難を迫られている。

シリア北部攻撃でトルコに警告 米国連大使 安保理は一致せず
https://www.sankei.com/world/news/191011/wor1910110006-n1.html

【ニューヨーク=上塚真由】トルコが9日にシリア北部への軍事作戦を開始したことを受け、国連安全保障理事会は10日、非公開会合で対応をした。米国のクラフト国連大使はトルコに対し、無力な民間人の保護を怠り、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が混乱に乗じて復活するようなことがあれば、「結果が生じる」とトルコに警告した。会合後、記者団に述べた。

トルコ「批判するなら難民360万人送る」 EUに警告
https://www.asahi.com/articles/ASMBC0VKWMBBUHBI04R.html

少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」(YPG)のシリア北部の支配地域に対し、越境攻撃に踏み切ったトルコのエルドアン大統領は10日、首都アンカラで演説し、攻撃停止を求める欧州連合(EU)を名指しして「我々の作戦を侵略と呼ぶなら、ドアを開けて360万人のシリア難民をあなたのところに送る」と警告した。

 

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