国土交通省は台風19号で氾濫や決壊した河川の堤防について、10月21日までに仮設堤防の工事を完了すると発表しました
仮設堤防は一時的に土やブロックなどで壊れた堤防を埋める作業で、柱として鉄骨などを埋め込んでいますが、本来の堤防よりも強度面は弱いです。
来週末にはダブル台風が本州に接近するとの予報もあるだけに、仮設堤防で何処まで耐えることが出来るのかやや疑問があると言えるでしょう。
一方で、安倍晋三首相は先日の福島県や宮城県に続いて、今度は長野県を訪問しました。長野県では千曲川の堤防が決壊し、今でも浸水被害が残っているほどに甚大な被害が出ています。
今後の大雨や台風で二次被害が拡大する恐れもあり、さらに復興支援や補強工事を全速力で行う必要がありそうです。
国土交通省は、台風19号の豪雨で堤防が決壊した、国が管理する7つの河川の12か所で仮の堤防を作る工事を進めていて、19日は新たに都幾川が完了しました。これで合わせて10か所で完了し、残りの2か所については21日までに完了する予定だということです。
今月13日、長野県佐久市を流れる千曲川で、濁流によって護岸が崩落し、住宅や店舗の倉庫などが流されました。当時、対岸から見ていた中学2年生の男子生徒が店舗の倉庫が流される瞬間を動画で撮影していました。
今回の災害では、各地で河川の氾濫や土砂崩れが発生し、多くの方がお亡くなりになられました。改めて、心よりご冥福をお祈りいたします。長野市では、千曲川の堤防が決壊し、広範囲にわたる浸水被害が発生しました。黙祷をささげるとともに、一日も早い復旧復興への決意を新たにしました。 pic.twitter.com/9ZaNCffhAU
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2019年10月20日
国として、今後とも、24時間体制で復旧作業にあたり、安全・安心の確保に全力を尽くします。
現在も4000名を超える皆さんが避難生活を強いられる中、一刻も早く、安心して暮らせる住まいに移っていただく必要があります。 pic.twitter.com/x2YdW7Hd0O— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2019年10月19日
時々刻々変化する現場のニーズを踏まえた生活支援に引き続き全力をあげるとともに、公営住宅など安心して暮らせる住まいへ、一日も早く移っていただけるよう、自治体とも協力して取組を加速していきます。 pic.twitter.com/AjTekJjcMv
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2019年10月20日
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