*小池都知事
2020年東京オリンピックのマラソン競技の札幌移転案について、東京都の小池百合子知事は徹底抗戦の構えとなっています。
10月30日に行われたIOCと東京都の調整会議では、小池都知事が「納得した説明を聞いていない」として、改めて東京での実施を主張。通訳を使わずに英語で熱弁し、日英2カ国語で約12分も演説をしていました。
さらには会議後の会見でも「IOCは『ディシジョン(決定)』と言ったが、私どもはそう受けていない」と言及しており、小池都知事は移転案そのものに反対すると表明。
都内で開かれたパーティーで顔を合わせた安倍総理大臣からは「小池都知事の顔難しい」などと皮肉を込めた言葉を投げかける場面も見られ、IOCと大会組織委員会(国)、東京都の三者で対立する構図となっています。
東京都としては直前まで移転案の協議や相談すら無かったことに強い不満を感じているようで、費用負担を含めて拒否するとしていました。
IOC側は妥協案としてIOCが費用負担を行うという案を提示していますが、現時点では東京都が受け入れるという話は聞こえません。11月1日の4者協議で最終決定を行う予定で、その内容によっては東京オリンピック全体の流れを変えることになりそうです。
小池知事「ワンチーム」政治生命かけ徹底抗戦の構え
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201910300000816.html
政治生命もかかる徹底抗戦だ。東京都の小池百合子知事は30日、東京五輪マラソン・競歩の会場変更を協議する国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会で、札幌ではなく、あくまでも東京での開催を求めた。ラグビー日本代表の合言葉「ワンチーム」を連発し「大会成功のべースは信頼だ」と、くぎを刺した。ただ、ジョン・コーツIOC副会長は、札幌移転が決定事項と強調。結論が出るのは11月1日の4者協議。大会組織委員会の森喜朗会長の調整力が鍵を握る。
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