*中曽根康弘
中曽根康弘元首相の死去によって、彼が生前に残した墓場まで持っていく発言が物議を醸しています。
ネット上だと日本航空123便墜落事故と混同されて情報が広がっていますが、その真相はズバリ国鉄の分割民営化と労働運動の破壊です。
これは中曽根氏がインタビュー記事で具体的に発言の真意を語っており、「国鉄分割民営化の目的は国鉄再建ではなく、特定の労働組合を合法的に抹殺するための方策だった」と言及していました。
事実、国鉄の民営化について調べてみると、自民党や民営化推進側は徹底的に「国鉄労働組合(国労)」を排除し、JRに民営化される時も「国労に留まる者は採用しない」と異例の方針を発表しています。
国労は当時の社会党の支持母体の一つであり、国鉄分割民営化後にその影響力が急速に低下。
そして、この国労の弱体化は労働運動の低下にも繋がって、現在の日本の労働環境にも繋がっているのです。仮に国労が前のまま存続していた場合、派遣労働(非正規雇用)の導入や労働者の賃金切り下げに猛反発して、大規模なストライキが現在でも起きていたかもしれません。
いわゆる地方の過疎化やブラック企業問題などで歯止めが無くなった遠因とも言え、このような日本の労働環境を中曽根康弘元首相が望んでいたとするのならば、その目的は成功したと言えそうです。
国鉄労働組合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E
中曽根康弘は、のちに「総評を崩壊させようと思ったからね。国労が崩壊すれば、総評も崩壊するということを明確に意識してやったわけだ」と語った[8]。また、評論家で第二次臨調参与を務めた屋山太郎は『文藝春秋』1982年4月号に「国鉄労使「国賊」論」を発表したが、発表後、中曽根のブレーンである瀬島龍三に「これで国労は黙っていても成敗されるから、公の場で『国労をつぶせる』とか言ってはいかん。(改革が)経営再建ではなく、他の動機と思われては大変だ」と言われたという[9]。しかし、葛西は中曽根の発言について、「これは『子の心親知らず』の典型。我々には組合がどうなるとかはどうでもよく、それが目的というのは本質を取り違えているのではないか」と反論している[9]。
というか、中曽根自身が、「国鉄の分割民営化は国労、そして総評の崩壊を狙ってやった」って発言してるんだね。国労のウィキペディア見て驚いたわ😲。しかし、この中曽根の意図は実現してしまい、それが非正規労働の拡大に象徴される現在の労働環境の悪化につながっている。 pic.twitter.com/7nH2waFTQC
— 圭破龍文(脱原発に∞万票) (@revedisorl) 2019年11月30日
中曽根首相が墓場まで持っていくと発言したのは、国鉄分割民営化の真の目的についてであって、日航ジャンボ事故の真相(もしそんなのがあるとすれば)ではありません。また、実際には労組の合法的解体が目的だったと自分で話していたので、墓場まで持って行った訳でもありません。
— スーツ (現在いる場所は秘密にしているので、目撃した方はご協力ください。) (@usiuna7991) 2019年11月29日
中曽根康弘元総理大臣の死に際し「総評を崩壊させようと思ったからね。国労が崩壊すれば、総評も崩壊するということを明確に意識してやったわけです」(アエラ96年12月30日号)という発言をあらためて思い出す。こういう目的を持って国鉄分割民営化が行われ、国労組合員200人が自殺に追い込まれた。
— PIWU灘支部 (@piwu_nada) 2019年11月29日
だから、国鉄からJR に移行する時に、「『国労』に留まる者は採用しない」という”政府(国家)による不当労働行為”をやってまで、国労を潰そうとした。そしてその意図は通り、国労は弱体化し、総評の解散→連合の結成につながっていく。
そしてそれは日本の「労働運動」全体の弱体化を招いた。— 圭破龍文(脱原発に∞万票) (@revedisorl) 2019年11月29日
中曾根康弘氏の訃報に接す。彼の最大の業績は、国鉄民営化、それに伴う国労の解体と総評の消滅。あの世代の自民党政治家は社会党との共存という感覚を持っていたが、中曽根は社会党の息の根を止めた。時代錯誤の社会党総評が生き残れたとは思わないが、その死滅を加速したのが中曽根。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) 2019年11月29日
今から振り返れば国鉄民営化はもろ手あげて業績とは言えないように思う。仰有る通り、国労の解体は日本の労働環境の引き下げに貢献し、ブラック企業、過労死はどんどん増えた。赤字路線廃線から地方格差、地方衰退はここから始まった。
— Dero (@dero2173) 2019年11月29日
中曽根元総理が亡くなった。
50代の鉄道員からすれば、この人は国鉄分割民営化の張本人。
これで泣いた組合員と家族。
世界的には大成功例とされる民営化策。賛否両論がある。中曽根はのちに
国鉄分割民営化は国労解体のためだった、、、と。
労働者が弱くなるきっかけにも。— 鉄道コンサルタント至道薫 (@shidokaoru) 2019年11月29日
同感です!全動労や国労組合員を差別選別して実質的な首切りをしたのが中曽根です。国会では、「一人も路頭に迷わせないから、民営化に賛成しろ」的なことを言い、結果的に1047人を国鉄清算事業団に送り、塗炭の苦しみを与えたとオレは、記憶している。日本列島はアメリカの浮沈空母だとも。 https://t.co/dkruGj4tg3
— きんさつちゃん (@kinsatsuchan) 2019年11月29日
大勲位 中曽根康弘 遠行したのか。国鉄民営化に乗じて社会党(当時)の支持母体である総評を弱体せしむるため国労をぶっ潰して大満足だろう。国鉄分割民営化には功罪あるが、現在瀕死のJR北海道をみるに分割のやり方は間違いだったと思う。
※左 最盛期の路線図
※右 現在の路線図 pic.twitter.com/an1o4FZdma— ねこまんま@[旭アサ] (@nekokarikari03) 2019年11月29日
国鉄の民営化は必要だったと思うが、分割はしてはいけなかったと思う。分割は国労の解体が目的だったと中曽根さんも言っていたのだから、達成した今はまた1つに戻してもいいのでは。ついでに「並行在来線」も元に戻すべき。 #ss954
— ほじょまDX@就活中 (@hojomasaki) 2019年11月29日
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