日本のツイッター上で複数のクリエイターが同時にウォルト・ディズニーの新作映画「アナと雪の女王2」の宣伝を投稿した問題で、指示は日本の大手広告代理店「電通」から出ていたことが分かりました。
これは映画「アナと雪の女王2」の公開直後に複数の漫画家が12月3日付で感想漫画を投稿していたことから、「ステルスマーケティングでは?」などと批判の声が相次ぎ、大炎上した問題です。
ウォルト・ディズニー・ジャパンが正式に謝罪文を出す騒動まで発展し、漫画家には報酬が支払われていたことも発覚。
海外メディアによると、この広告宣伝活動には日本の大手広告代理店「電通」も関与しており、漫画家たちには広告と記載させずに「アナと雪の女王2」を称賛させる漫画を掲載させていたとのことです。
ディズニーは日本での広告計画の一部を凍結した上で、現在は電通と対応責任について協議を行っています。
ステルスマーケティングとは「宣伝」と明記せずに、隠れて(ステルス)宣伝行為を行うことで、様々な分野で問題視されているところです。
電通に損害賠償が請求される恐れがあるとか、日本メディアに箝口令が敷かれているというような話も聞こえ、大問題に発展することになるかもしれません。
*依頼を受けた電通の独断専行が濃厚
私たちは、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関し、ご参加いただいたクリエイターのみなさまにご迷惑をお掛けしている事実を大変厳粛に受け止めています。また、この事により、ファンのみなさまを失望させてしまったことを真摯に受け止めています。
ディズニーでは、マーケティング活動における社内指針を設けています。本件を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません。
改めまして、本件につきまして、深くお詫び申し上げます。今後は、このような事がないよう、社内指針の周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります。これまでみなさまにいただいたディズニーに対する思いを心に留め、社員一同努力し続けてまいります。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
「アナ雪2」ステマ騒動、ディズニーが一部広告を凍結https://jp.wsj.com/articles/SB11067715808383193813704586085122507699208
【東京】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは新作映画「アナと雪の女王2」について、日本での広告計画の一部を凍結した。ツイッター上のマーケティング活動に批判の声が上がったことを受けたもの。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした
ウォルト・ディズニー・ジャパンは11日、大ヒット中のアニメ映画「アナと雪の女王2」の感想漫画企画にステマ(ステルスマーケティング)の疑惑が浮上した問題で、今月5日に続き、再び公式サイトで謝罪した。また、今年6月公開の実写映画「アラジン」などにも同様のステマ疑惑が浮上。同社は「本件(「アナと雪の女王2」のステマ疑惑)を含む類似の案件は、当該指針に関する周知および遵守の不徹底が招いた結果であり、ご参加いただいたクリエイターのみなさまに責任はございません」と責任を負った。
やまもといちろうさんの記事より:
「ディズニー本社が電通に対し二桁ミリオンドル(10億円単位)の賠償を要求している(すでにした)という話が話題になっています。」https://t.co/U3zZ2FM2MB— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 17, 2019
この謝罪文のエグイ部分は『クリエイターに責任はありません』と言い切ることで暗にステマ指示があった事を認め、その上で『不心得者を見抜け無かった我々が悪い』とD社がごめんなさいしてる所ですよねえ。
何次受け代理店の指示か知りませんが、まとめて契約打ち切りかもね。https://t.co/L5GmBOfFLj— 羊飼われ (@hitujikaware) December 11, 2019
この件ちゃんと追えてる媒体がWSJだけになってしまうのは日本の闇だよね / “やまもといちろう 公式ブログ – 電通グループ、「アナと雪の女王2」のステマ騒ぎで緘口令でも敷かれる騒ぎに? – Powered by LINE” https://t.co/dYUaSokbjd
— 楠 正憲 (@masanork) December 12, 2019
うわあああああ
ディズニー、「アナ雪2」以外でも“ステマ”あったと認める 「アベンジャーズ」「キャプテン・マーベル」「アラジン」でも類似行為か https://t.co/zaiqrk8jS6 @itm_nlab pic.twitter.com/67QChId3Me
— ねとらぼ (@itm_nlab) December 11, 2019
アナ雪2の応援漫画ツイート騒動を受け、予定されていた広告の一部が凍結されたことが判明しました。当事者は「なぜ今回だけ」と話しますが早稲田大学の長内教授曰く消費者のリテラシーが上がりステマは気づかれやすくなったと指摘、「リスクに見合わない宣伝手法」としました。https://t.co/bT0cX7eA8m
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) December 17, 2019
アナ雪2ステマ問題、ウォールストリートジャーナルまで取材はじめてるのか。そして絡んでるのは電通。
なお記事タイトルの「snow job」とは「人を騙す詐欺」とゆー意味らしい https://t.co/BfONZ9Btcj— Simon_Sin (@Simon_Sin) December 12, 2019
アナ雪2ステマ問題はもうステマの是非やディズニー云々よりも、twitterで強力な拡散力を有するアカウントが示し合わせて一斉に同じものを褒める事で、それを実体以上にスゴい・面白いと外部に錯覚させる効果を用いた商売に荷担していた層が可視化されてきた件の方が面白くなってきた感ある。
— でるた (@delta0401) December 13, 2019
アナ雪2ステマ騒動で日本は「代理店」で通してるけど「電通がPR表記を付けないでツイートするよう指示した」ってモロに書いてる。実名報道しましょうねw
Disney and Dentsu are in talks over how to apportion responsibility for the ’Frozen 2’ Twitter flap in Japan https://t.co/IG0Eol0FD8
— 九龍茶™ (@kowloon_tea) December 17, 2019
アナ雪2のステマ、「ウォルト・ディズニー社最悪だな」と思わないでほしい。弁護してるわけではない。ディズニー社はガチでメディア操作したかったら、「テレビ局ごと買える」んですよ。TwitterでWeb漫画家にステマさせるなんてケチ臭いことは日本の広告代理店が主犯でしょう。とはなんだったのか
— Dr.Oramo (@geenshiyo) December 11, 2019
すごい勢いで英文にDentsu、Dentsuって書いてあって笑う。ディズニーもステマが違法とされる本国側でのダメージがすごく大きそう。日本もステマ禁止にしないと。
電通は残業の件もあって、今後は反社組織と思われても仕方ないよね。https://t.co/cl44fp44K0
— 武田@ご当地VTuber運営したり (@tamanyo) December 12, 2019
アナ雪2のステマ事件、間に入った電通が雑な仕事をしたせいで総本山のディズニーまで謝罪文出すハメになったの、「いちばんの敵は無能な味方」の故事成語として100年語り継いでもいいレベル………
— サツヤマ (@showyou09) December 12, 2019
> 本文にアナ雪2のタグ2つと時間を揃えての投稿にする事で、これがステルスマーケティングにはあたらないと認識して
やはりバカな代理店が全ての元凶だった、という事だな。 https://t.co/jd4S7LX3kS
— 沢渡零一郎 (@ray_sawatari) December 11, 2019
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