新型コロナウイルス、政治、経済、地震、放射能、災害などを中心に様々な情報を提供しているサイトです!

日銀のETF、株価暴落で4兆円以上の含み損に!少なくとも3兆円は確定 GPIFは理事らが3月末で総退任へ

*株価
新型コロナウイルスによる株価暴落で日本銀行が保有しているETF(上場投資信託)が大幅な損失になっていることが分かりました。

日銀が保有しているETFの総額は約30兆円で、今月だけでも追加で5000億円以上を市場に投入。
黒田東彦・総裁は国会で「日銀保有のETFの損益分岐点は1万9500円」と話していたことから、そこから日経平均株価1万6000円後半で計算すると、少なく見積もっても4兆円以上の損失が発生していると分析されます。

1万8000円台の時点でニッセイ基礎研は「2兆6000億円の含み損」と試算していたので、現在の損失を4兆円以上とする分析結果はほぼ確定と見て良いです。

そして、日銀のETFとは別にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が年金の積立金を使って、40兆円ほどの株式を購入しています。規模的にこちらの方が大きな損失が発生している恐れもあり、今後も株価が低迷すると損失はもっと増えることになるでしょう。

ただ、損失の責任を国民や野党が追及しようとしても、責任者たちはその前に辞任して逃げてしまうかもしれません。
先月末に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の髙橋則広・理事長、三石博之・理事、水野弘道・理事が3月31日に全員一斉に退任すると発表。

少なくともGPIFに関しては今月中にトップ層が入れ替わる予定で、国会の証人喚問でもしなければ追及は出来ない状態となります。

日銀のETFと年金積立金の株購入で70兆円規模と膨大なお金を注ぎ込んでいますが、大規模な損失が確定した時の対応は決まっていないのが実情です。

 

1万8000円台の時点で 日銀保有ETF、含み損拡大 2兆円規模と民間試算
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HEA_S0A310C2000000/

日銀が保有する上場投資信託(ETF)の含み損が膨らんでいるもようだ。12日の東京株式市場で日経平均株価は前日に比べ一時1000円を超える下げとなり、1万8300円台まで低下する場面がみられる。黒田東彦総裁が10日、保有するETFの現在の損益分岐点との認識を示した「1万9500円程度」を大幅に下回る。

【日本】GPIF、理事長及び理事が3月末で総退任。日本のESG投資を牽引した水野CIOも
https://sustainablejapan.jp/2020/02/18/gpif-2/46557

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の髙橋則広・理事長、三石博之・理事(総務・企画等担当)、水野弘道・理事(管理運用業務担当)が3月31日に全員一斉に退任することが決まった。3人とも前回の再任時に3月末に任期終了とされており、再任されないことが決まった。

株価急落 日銀が市場に5000億円資金を供給
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200313/k10012329281000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な株価の急落が続いているため、日銀は市場の動揺を抑えるため13日午前9時30分、5000億円の資金を市場に供給すると発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の先行きへの懸念が強まり、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が過去最大の値下がりとなったほか、東京市場でも日経平均株価が一時1800円余り下落し1万7000円を下回る水準に急落しています。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  情報速報ドットコムの最新記事が届きます! /
情報速報ドットコムの最新記事が届きます!