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世界一のスパコン「富岳」が新型コロナの飛まつ分析⇒満員電車で感染拡大の恐れ 混雑時の換気は10分の1以下


世界一のスーパーコンピューター「富岳」を使って新型コロナウイルスの飛沫感染を調査分析したところ、満員電車が大きな感染源の一つとなっている可能性が浮上しました。

理化学研究所の調査報告(中間報告)によると、混雑時の電車は人が少ない電車と比べて換気量が10分の1以下まで激減し、窓を開けても換気の流れにむらが出来ることから、通常時よりもリスクが高いとのことです。
満員電車は窓を開けることで換気の評価が一般的なオフィス程度になるとしていましたが、換気のむらを防ぐことが難しく、結論として過密状態を避け、乗客の間に十分な隙間を作ることが良いとまとめていました。

また、せき飛沫の拡散予測で富岳は「口元の高さでは不十分」として、仕切り板は頭の高さ以上で設置することが良いとも報告されています。
理化学研究所では引き続きスパコン富岳を使って、新型コロナウイルスの分析調査やパンデミックのシミュレーションを行うとしていました。

 

室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠)
https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html

 

 

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