7月16日にれいわ新選組が所属メンバーの大西つねき氏を除名処分にすると発表しました。
大西氏はネット配信の中で「高齢者の命を選別するべき」などと発言し、支持者や共闘相手の共産党などから批判の声が殺到。批判の声を受けて大西氏が謝罪と撤回を表明するも、後にれいわ新選組の総会で「発言の撤回を撤回する」と山本太郎代表らに伝えたと発表されています。
当初は大西氏にレクチャーを受けてもらうことで改心してもらおうと主張していた山本太郎氏ですが、この発言を受けて除名方向に切り替えた形です。
れいわ新選組の総会では大西氏の除名処分に関する賛否が確認され、賛成が14人、反対は2人でした。
舩後靖彦(ふなごやすひこ)議員も「私が障害者になった途端『自分のほうが上だと』と思わせられる発言をする人が、数多くありました。残念ながら、大西氏からも、そうした態度を感じざるを得ません」とコメント。
記者会見で山本太郎代表は「大西氏の発言は私達の基本政策とは真逆発言です。命を選別以外にも理念などで異なる発言が見られた」と述べ、引き続き大西氏へのレクチャーだけは認めるとした上で、党として除名を決意したと語っていました。
大西つねき氏の発言に関する声明
https://yasuhiko-funago.jp/page-200716/
残念ながら、大西氏のいうような「命の選別」を認める価値観は社会にまん延しています。そうした社会のなかで、全身麻痺で、人工呼吸器を付けている私が、国会議員として活動するのは、命の選別をさせない政治を実現するために、ほかなりません。
会に参加して下さった当事者の方の声を聞いてなお、大西氏は、当事者の痛みや恐怖に対して、理解されないまま自説を変えようとしませんでした。非常に残念です。
私の意見は、大西氏は除籍。ただし、今後もレクチャーを受ける権利は与える。これは「何度でも人生をやりなおせる社会を構築する」という党の理念にそうものです。
党としての結論を尊重したいと思いますが、大西氏を処分するだけで、この問題が解決するわけでは決してありません。党内ではもちろん、社会に対しても、働きかけていきたいと考えております。
#山本太郎 #大西つねき#れいわ新選組
【速報】 れいわ新選組が大西つねき氏を除籍(除名)処分とすることを決定した。
除名に賛成が14人、除名に反対が2人。— はなゆー (@hanayuu) July 16, 2020
2020年7月16日、大西つねき氏に対して、れいわ新選組は、除籍との結論を出しました。
この結論に際し、舩後が同日行われた記者会見で、声明を公表いたしました。
大西つねき氏の発言に関する声明 | 舩後靖彦 Official Site https://t.co/9aqPvsHPJz
— 参議院議員 舩後靖彦 事務所 (@yasuhikofunago) July 16, 2020
明日、会見を開いてきちんとお話しします。https://t.co/ma3Bon7gC4
— 大西つねき (@tsune0024) July 16, 2020
全文読みました。涙が出ました。
激しく同意します。大西つねき氏の「命の選別」発言について https://t.co/bBMJGVGWsI
— 田川豊 日本共産党 (@tagawa_yutaka) July 15, 2020
共産党の小池・志位両氏は大西発言を「言語道断」と非難し、れいわに「けじめ」を求めたが、これに応じる形で大西つねき氏を除名するのはよくない。なぜなら、共産党に対して間違ったメッセージを送ることになるからだ。自分の党のことは自分達自身で決めるべき。大西氏の除名決定は時期をずらすべきだ
— Thoton Akimoto (@thoton9) July 16, 2020
れいわ構成員の大西つねき氏が、「命の選別」との批判を浴び、一旦は削除していた問題の動画を再公開した。
信頼できる筋によると、大西氏本人からは謝罪も反省もなく「(私の発言は)優生思想ではない」とする趣旨の発言を、関係者に対してした。
その結果、問題動画の再公開となったようだ。
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) July 15, 2020
れいわ新選組の己に対する厳しい判断を支持し尊重する。
自分の不完全性を再点検し除名となった大西氏の成長と再起を願いながら、自分の思想を鍛え直したい。
大西氏と同じ考えは全くなかったが違う面ではわからない。れいわ新選組が次段を登るのなら私も登る。https://t.co/SyL9Svj5Gx
— アベガー団長【海賊局】🏴☠️☠️水滸兵 (@battlepodx) July 16, 2020
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