7月20日にイギリスのラーブ外相が議会で声明を発表し、香港との犯罪人引き渡し条約を停止すると発表しました。
イギリス側は7月1日に施行された香港国家安全維持法に強く反発しており、「新たな国安法の下で英国との引き渡し条約の悪用を防ぐ明確かつ堅固な予防措置がない限り、これらの条約の再開を検討するつもりはない」とコメント。
既にオーストラリアとカナダも犯罪人引き渡し条約の停止を表明していることから、これに続いて3カ国目の停止処置となります。
また、次世代通信規格から中国の最大手であるファーウェイ(華為技術)排除を決定するなど、経済面でも合わせて中国への圧力を強める決定がされました。アメリカとイギリス、カナダ、オーストラリアが歩調を合わせて中国企業の完全排除に動き出した形で、トランプ大統領は追加措置を行う可能性もあると強調しています。
一方で、日本側はアメリカやイギリスほどの強い対応をしておらず、両者の間で板挟みとなって対応に苦心しているところです。
英、香港との犯罪人引き渡し条約を停止 国安法施行受け
https://jp.reuters.com/article/britain-china-diplomacy-idJPKCN24L21W
[ロンドン 20日 ロイター] – 英国は20日、中国による「香港国家安全維持法」(国安法)の施行を受け、香港との犯罪人引き渡し条約を停止すると発表した。
ラーブ外相が議会で、引き渡し条約は即座に停止され、武器禁輸の対象が香港に拡大されると指摘。「新たな国安法の下で英国との引き渡し条約の悪用を防ぐ明確かつ堅固な予防措置がない限り、これらの条約の再開を検討するつもりはない」と述べた。
China warns UK of ‘consequences’ over Hong Kong ‘interference’
https://www.bbc.com/news/uk-53481397
The UK will “bear the consequences” if it continues to go “down the wrong road” on Hong Kong, China has warned.
On Monday, the UK suspended an extradition treaty with Hong Kong over a new security law for the ex-colony, which gives Beijing more power.
In response, the Chinese ambassador in London said the UK had “blatantly interfered” in China’s affairs.
英国は20日、中国による香港への国家安全維持法導入に抗議し、同市との犯罪人引き渡し条約を停止した。緊迫した対中関係がさらに悪化する恐れがある。https://t.co/8CWydewD3M
— AFPBB News (@afpbbcom) July 21, 2020
殺人や強盗など所謂〝犯罪〟でなく中国政府が不当に香港人の当たり前の権利(言論や行動の自由)を奪う可能性があるから。その場合に備えてのイギリスのこうした措置は有効。こうした国が増える事で、中国を牽制する事に繋がればと思う。#香港国家安全維持法 #香港 #犯罪人引き渡し #英国 #中国 https://t.co/DO8mCHhXwz
— Emmy (@emmybbc) July 21, 2020
イギリスが香港との犯罪人引き渡し条約を停止すると発表したことを受け、在イギリス中国大使館の報道官は、中国は自国の内政に干渉する行為に対して断固とした対応を取ると表明です。中国の内政干渉発言はもう聞き飽きました。
— bellbelo99 (@bellbelo99) July 21, 2020
オーストラリア、カナダに続き、英国も。
これが国際社会の常識的対応。
英、香港との犯罪人引き渡し条約を停止 国安法施行受け 2020.7.21 ロイターhttps://t.co/UrbATn9sY9
— 吉田康一郎 (@yoshidakoichiro) July 20, 2020
ジャッキーが共産党の手先に成り下がったってニュースばかり取り上げられるが、サモハンとユンピョウは香港独立派だって事も同じぐらいしっかり伝えて欲しい。
— James(ジェームズ) (@James81458933) July 20, 2020
もう皆さんお気付きだと思いますが
香港のアカウントも動画も全く見かけなくなりましたね…😱😱😱— MYONさんと他1億2618万643人 (@immortalitysoul) July 20, 2020
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