8月3日に安倍晋三首相は首相官邸で政府与党連絡会議を行い、与党と関係者に向けてコメントを出しました。
会議の冒頭挨拶では「全国的にも感染者数が再び増加しています。他方で、現在入院されている重症者の数は、この数日、全国で80人台、東京では20人台程度の水準で一進一退の状況です」と述べ、各省庁や閣僚らに感染防止対策を強化するように要請。
合わせて社会経済活動との両立も重要だと強調し、「来年度予算の概算要求につきましては、要求期限を1か月遅らせて9月末とするとともに、その仕組みや手続をできる限り簡素化することといたしました。世界が新型コロナウイルス感染症の流行という歴史的な危機に直面する中で、我が国として、思い切った社会変革を果敢に実行することにより、自ら未来を切り拓(ひら)いていく」などと語っていました。
一方で、緊急事態宣言や追加の休業補償へのコメントはなく、あくまでも地方自治体や企業が対応している現状を維持するとしています。安倍政権としては経済活動を止めてまで新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐつもりは無いようで、2回目の緊急事態宣言は全く考えていない印象でした。
政府与党連絡会議
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202008/03sei_yoto.html
令和2年8月3日、安倍総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「新型コロナウイルス感染症については、全国的にも感染者数が再び増加しています。他方で、現在入院されている重症者の数は、この数日、全国で80人台、東京では20人台程度の水準で一進一退の状況です。まずは、都道府県と連携して検査体制を強化し、陽性者の早期発見、早期治療を進めます。特に、病院や高齢者施設での検査を徹底し、重症化する可能性の高い高齢者や基礎疾患のある方々への感染拡大の防止に万全を期してまいります。さらに、国として治療薬やワクチンの開発と確保にも努め、感染拡大をできるだけ抑えながら、社会経済活動との両立をしっかりと図っていきたいと考えています。
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