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重油流出のモーリシャスで大規模な反政府デモ、7.5万人が政府対応に怒り!国民「被害を隠蔽している」


座礁した日本の貨物船が大量の重油を流失させたインド洋のモーリシャスで、大規模な反政府デモがありました。

AFPの報道によると、このデモ運動には全人口の5%前後に匹敵する人数が参加し、約7万5000人が政府に情報公開や対応強化を求めて抗議したとのことです。
抗議デモのキッカケは事故現場付近で34頭のカズハゴンドウ(イルカ)が重症や死んだ状態で発見されたからで、モーリシャス政府が「重油流出との関係性は低い」と発表したことで国民の不満が爆発。

重油流出の対応が遅かったことやその後の補償問題などで溜まっていた不満が抗議デモに繋がり、モーリシャスの各地で政府に怒りの声が噴出しました。
モーリシャス沖の重油流出事故では1000トン以上の燃料が漏れ、回収が出来なかった燃料は遠い場所まで拡散されています。

貴重なマングローブ林や絶滅危惧種が多く生存しているサンゴ礁にも被害が拡大し、その復興には数十年の時間が必要だと言われているほど深刻です。
観光立国だけに新型コロナウイルスの影響も合わさって、モーリシャスは国全体に深刻な影響が出ています。

 

重油流出のモーリシャス、デモに7.5万人 40年来の規模
https://www.afpbb.com/articles/-/3301838

【8月30日 AFP】インド洋の島国モーリシャス沖で日本の貨物船から大量の重油が流出した事故を受け、首都ポートルイスでは29日、政府の対応をめぐり大勢の人が抗議デモを行った。
貨物船「わかしお(MV Wakashio)」は先月、モーリシャス南東沖のサンゴ礁に乗り上げ、1000トン以上の重油がマングローブ林があり絶滅危惧種が生息する海に流出した。

 

 

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