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元オウムの上祐史浩氏「大統領選挙の不正選挙説で、オウム真理教を思い出した」「陰謀論は支持者には虚偽ではなく真実に見える」


元オウム真理教の上祐史浩氏がアメリカ大統領選挙について、かつてのオウム真理教と似たようなやり取りが国家規模で展開されていると語りました。

上祐氏は自身のフェイスブックで「私がオウム時代に、教祖を始めとして教団が総選挙に出馬して惨敗した時に、教祖の選挙不正の主張を信じずに異論を唱えて、教団全体から受けた尋常ならざる圧力を受けた時のことがダブって来る」と述べ、オウム時代にかつての教祖も選挙で負けた時に不正選挙を主張していたと指摘。

このような陰謀論を信じる人は虚偽ではなく、陰謀説が真実に見えているとして、「オウムの陰謀論も信者には真実(に見えた)。もっともらしい論理・証拠(的なもの)があった。無いものもあるが、あるから広がるものもある」とも語っていました。

また、陰謀説は金になるとして、陰謀説を意図的に広げて稼いでいる人たちに関しても、「今では雑誌に限らず、YouTubeは視聴者数に応じて収入が増える。これは金銭主義の社会では相当に重要だ」「彼らにとっては金もうけのエンターテーメントであり、生活の糧だからやめられない。そう認める陰謀論系の雑誌社もいた。だが、それを見る人の中には信じる人がいる(例えばオウム信者のように)。その結果起こる問題に対して、陰謀説を流布する人は責任を取らない」などと言及して疑問を投げ掛けています。

元オウム真理教の幹部ということでかなり考えさせられる言葉であり、大統領選挙で安易に陰謀説や不正選挙論に走っている人たちにこそ読んでもらいたいコメントです。

 

米大統領選を見てオウム時代を思い出す
選挙不正の主張・陰謀説・社会の分断

 米国大統領選での選挙の不正の主張や、それに基づく法的措置、更には、影の政府(ディープステート)を含めた陰謀説やQアノンなどの話を聞くと、オウム真理教を思い出す(思…

上祐史浩さんの投稿 2020年11月6日金曜日

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