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医療崩壊に備えて命の選択へ 治療中止の判断で日本集中治療学会が新提言 新型コロナの第三波に備えて


*日本集中治療医学会
新型コロナウイルスの第三波に備えて、日本集中治療学会が治療の中止や差し控えに関する新提言を行いました。

NHKの記事によると、日本集中治療学会は提言の中で新型コロナウイルスの重症患者数が増え続けた場合を想定し、医療資源が不足した時は回復の見込みが無い患者の治療中止を決断することも視野に入れるべきだと指摘。
その具体的な判断基準として、「医師個人ではなく医療チームで議論を行うこと」、「患者の意思や医学的な妥当性を考慮」、「患者自身が判断できない場合は家族の合意に基づく」などと提言をまとめています。

春の第一波でも医療崩壊寸前となった地域で同じような提言がありましたが、今回も過去のケースと同じで最悪のシナリオが発生した場合は現場の医療チームが判断して、治療を止めることが出来るとしていました。

このような提言が出たということはそれだけ医療機関が危機的な状況であることを示していると言え、いよいよ医療崩壊の4文字が視野に入ってきたのだと思われます。
既に北海道は来週にも一般病床の受け入れが限界になるとも報道されているだけに、深刻な問題として政府や国民が受け止める必要があるところです。

 

「医療資源不足」に備え新提言 治療中止 差し控えの注意点示す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201115/k10012712831000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、人工心肺装置=ECMOなどの医療資源が不足する。そんな最悪の事態に備え、日本集中治療医学会はより効果が期待される患者に優先的に振り分けるため、回復の見込みがない患者などの治療を中止する、あるいは差し控える場合の注意点を示した提言をまとめました。

 

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