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トンガ大噴火で今年は冷夏に!?太陽光の遮断などで農作物に被害の恐れ 寒冷化のトリガーを指摘する声も


*BBC
南太平洋のトンガ近海で発生した大噴火で今年は冷夏になる可能性が浮上しています。

今回の火山噴火は過去100年間で最大級だったフィリピン・ピナトゥボ火山噴火(1991年)と類似している傾向が見られ、噴煙の高さ的にも噴出物が成層圏に到達していることから、それによって太陽の光が遮られて世界的に気温が下がる可能性が高いです。

朝日新聞の記事には防災科学技術研究所火山研究推進センターの中田節也センター長(火山地質学)のコメントとして、「1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山の噴火と似ている。噴火規模を0~8で示す火山爆発指数(VEI)も同じ6程度の可能性がある」とも書いてあり、専門家の意見としてトンガ大噴火の世界的な影響はあり得るとしています。

火山噴火で舞い上がった大量の噴出物が成層圏に到達してしまうと、そのまま数ヶ月ほどの長期間に渡って残ってしまうことがあることから、いわゆる地球寒冷化のトリガーになるケースも否定が出来ないほどです。
少なくとも、2022年は冷夏となっても不思議ではなく、それに合わせて飢饉や食糧不足が世界的に発生することを想定しておくべきだと言えるでしょう。
*新型コロナウイルスの影響で輸入網にも影響が出ていることから、物価上昇を加速させる恐れも

 

日本各地にも深夜に津波が…トンガ大規模火山噴火がもたらす「2022年は冷夏」の不安
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300000

立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授は日刊ゲンダイの記事『相次ぐ噴火で火山灰蓄積…“災害級”冷夏の到来を専門家が指摘』(2019年1月22日公開)で、こう話している。

《大規模噴火で噴煙が1万メートルを超えると成層圏に達するので、地上に落ちず、成層圏に灰が滞留します。灰の蓄積で太陽光が遮られると、地球への日射が減り、冷害をもたらすのです。噴火後の冷害や飢饉は過去に何度も経験しています》

トンガの海底噴火、噴煙は半径260キロに広がる 「大量の軽石も」
https://www.asahi.com/articles/ASQ1H75PSQ1HULBJ00C.html

南太平洋のトンガ諸島で発生した大規模な海底火山の噴火について、防災科学技術研究所火山研究推進センターの中田節也センター長(火山地質学)は「噴煙が最大2万メートル(20キロ)近く、半径260キロにも広がっており、1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山の噴火と似ている。噴火規模を0~8で示す火山爆発指数(VEI)も同じ6程度の可能性がある」と指摘した。

 

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