*BBC
2月4日に中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が首脳会談を行いました。
この首脳会談は表向きには北京オリンピックに合わせた両国間の調整としていますが、その裏ではウクライナ侵攻やアメリカを中心とする西側諸国への挑戦に向けた意見交換があったと言われています。
アメリカ政府は会談後に発表された中ロの共同声明にNATO(北大西洋条約機構)の拡大反対が盛り込まれていたことに激怒し、クリテンブリンク国務次官補が「中国は、ウクライナ問題を巡る外交および緊張緩和をロシアに促す機会とすべきだった」とコメント。
今回の中ロ首脳会談で中国側がロシアに軍事行動を控えるように提言してくれることを期待する声もありましたが、実際の内容はロシアの軍事行動を後押しするものでした。
それ以外にもロシアの天然ガスを中国が拡大輸入する合意もあり、いよいよ中国とロシアが軍事経済の両方で密接な関係になってきたと言えるでしょう。
ウクライナ危機が中ロ軍事同盟に繋がる恐れもあるほどで、かつての日独伊三国同盟のような新たな陣営が誕生することになるかもしれません。
プーチン氏と習氏がさらに接近 西側との関係悪化受け
https://www.cnn.co.jp/world/35182999.html
香港(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は4日、北京冬季五輪の開会式に合わせて世界中から訪れるリーダーたちを出迎える。これらの首脳と直接顔を合わせるのは実に400日以上ぶり。そんな習氏の来賓リストのトップには、ロシアのプーチン大統領の名前がある。
開会式と同日開催とみられる両氏の首脳会談は、双方にとって極めて重要なタイミングで行われる。ロシアはウクライナとの国境地域に兵力を集結させ、すぐにも侵攻しかねないとの懸念が高まる。実現すれば、中国での五輪に暗い影を投げかけるのは必至だ。
[ワシントン 4日 ロイター] – 米国のクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、北京で行われたロシアと中国の首脳会談について、「中国は、ウクライナ問題を巡る外交および緊張緩和をロシアに促す機会とすべきだった」という認識を示した。
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