アメリカやEU(欧州連合)、イギリスなどはロシアへの追加経済制裁として、国際決済システム「SWIFT」からロシアの複数銀行を切り離す方向で合意しました。
これはロイター通信やCNNなどが報道した情報で、ロシア最大手の「ズベルバンク」や第2位の「VTB」など10の銀行が対象となる見通しです。
国際決済システム「SWIFT」が無ければ国境を超えた取引は困難になり、更に追加でロシアの中央銀行が保有する6300億ドル(72兆円)の外貨準備も使えないように規制するとしています。
ただ、G7(主要7カ国)の中で唯一日本だけが検討止まりの段階で、今回の合意書名にも日本の名前はありませんでした。
夜中に決まったということで日本の対応が遅れたとの話もありますが、それだとしても日本の対応力の遅さを内外に示してしまった形になっています。
ロシアの一部銀行をSWIFTから排除へ:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/instantviews-swift-idJPKBN2KW028
[ニューヨーク 26日 ロイター] – 米国、英国、欧州、カナダは26日、ロシアの一部銀行を国際銀行間の送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することで合意した。ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの新たな制裁措置の一環。制裁にはロシア中央銀行の外貨準備に関する規制も含まれ、数日中に実行する。
露「フヒヒ、制裁でRUBが暴落しても外貨準備積み増してたからしばらくは制裁受けても耐えれるぜ…」
↓
欧米「外貨でも買ったり売ったり出来ないようにしてやる(SWIFT制裁)」
↓
露「」
イマココ pic.twitter.com/wtaAq34kdC— СТЕЕЛ ФРЕАК (@Rusjpa) February 27, 2022
As a result of Putin’s ongoing assault on Ukraine, @POTUS and the leaders of the European Commission, France, Germany, Italy, the UK, and Canada decided to take specific measures to further isolate Russia from the international financial system.
https://t.co/eZnPteQWD1— The White House (@WhiteHouse) February 26, 2022
動画: #ウクライナ 大統領、ロシアのSWIFT排除を歓迎する意向表明 pic.twitter.com/2O3x3iSnxF
— ロイター (@ReutersJapan) February 27, 2022
ロシアをSWIFTから排除することが決まり、ドイツでさえウクライナにミサイルの提供を始めている中で、日本のみがG7のさらなる経済制裁に関する声明に署名せず。政府に抗議の声をあげてください!民主主義陣営を裏切るようなことしてしまえば、今度万が一中露北と衝突起きた場合、誰も支援してくれない
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) February 27, 2022
G7の中で名前がないのは日本だけ。SWIFTからロシアの大手銀行を排除することについて、日本は支持し共同歩調を取ることを明言すべき。速やかに。 https://t.co/alHZP2maFc
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) February 27, 2022
米独がウクライナに武器供与
米欧がロシアの銀行をSWIFTそして日本は?
侵略と認定・・・湾岸戦争の屈辱を忘れたのか
どっちつかずの決断の遅さは致命的
両陣営から信頼されない— 一色正春 (@nipponichi8) February 27, 2022
G7で“日本以外の国々”が国際決済システム“SWIFT”からロシアの複数銀行を切り離す事で合意。だが「しっかり検討していきたい」だけの岸田首相率いる日本の名前なし。コウモリ外交と優柔不断で国際社会の地位は下落し続けている。やがてイザという時に助けてもらえない事になるだろう。岸田退陣はまだか https://t.co/5KdmbLZ5I0
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) February 27, 2022
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。ウクライナ情勢。ロシア軍が首都キエフに軍事侵攻し市街戦に突入。ウクライナのゼレンスキー大統領は徹底抗戦を宣言。欧米各国は経済制裁で圧力。ロシア系銀行の一部を国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除。両国の停戦協議は破綻状態。犠牲者急増の懸念。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) February 27, 2022
SWIFT露排除短期インパクトは間違いないが露のエネルギーやレアメタルが必要な企業は露SPFSか中国CIPSを利用すればいいだけ。中、長期的効果は限定的。それよりドイツで代表されるEU各国経済は中、長期的にはブーメラン的に痛む。SWIFTはベルギー法協同組合で今回はバイデンさんが独等の反対押し切り感 https://t.co/nMitR5FXez
— 苫米地英人 (@DrTomabechi) February 27, 2022
🇷🇺ロシア銀行のSWIFT排除が発表されたが内容次第で制裁効果が大きく変わってくる。第一に”selected Russian banks” が既に制裁対象の銀行であれば効果は限定的だ。第二にロシア中銀に対する
“restrictive measures”の内容が$643bnの外貨準備額の厳しい使用制限となるとロシア金融危機の可能性が高まる pic.twitter.com/giGWObmiSJ— Masa (@Masa_Aug2020) February 26, 2022
ビル・アックマン:「SWIFTから排除された銀行に金を預けておきたいとは思わない。SWIFTから追い出された銀行は他の銀行と取引ができなくなるから、支払い能力に問題が生じる。もし私がロシア人なら直ぐに銀行から金を下ろす。月曜にロシアで取り付け騒ぎが起きるかもしれない。」 https://t.co/7l6mFtBrNq
— T.Kamada (@Kamada3) February 27, 2022
日本が共同声明に名を連ねていないのはなぜ?との疑問について、SWIFT排除の動きは日本時間昨夕以降に急展開となり、決定したのは東京が夜中(で対応しきれなかった)というFT記者の見方。プロセス的に本国側で意思決定して現地で回答するのが間に合わなかったものというのは、あり得るかと。
— D-3@臨時安保クラスタ (@DaichiNotGaea) February 27, 2022
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