サウジアラビアがアジア向けの原油販売価格を大幅に引き上げる方向で調整していることが分かりました。
ロイター通信によると、サウジアラビアの国営石油会社・サウジアラムコが発表したもので、今年4月からウクライナ危機などで原油価格が厳しくなっているとして、アジア向けの原油を対象にしてオマーン・ドバイ産原油の平均価格に対しバレル当たり4.95ドル上乗せした水準に設定するとのことです。
合わせて欧米向けの原油価格も値上げとなり、世界的な原油高騰を後押しする形になりました。
過去に例がないほどの値上げ幅で、アメリカのニューヨーク原油先物相場でも米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時1バレル=130ドルを突破しています。
3月の時点で日本のガソリン価格なども高止まりしていますが、来月はそこから追加で大きく値段が跳ね上がることになるでしょう。
原油価格(WTI原油先物) 金先物価格 リアルタイムチャート
https://nikkei225jp.com/oil/
サウジ、4月のアジア向け原油販売価を大幅引き上げ
https://jp.reuters.com/article/saudi-crude-osp-idJPKBN2L402A
[7日 ロイター] – サウジアラビアの国営石油会社・サウジアラムコは、4月のアジア向けの原油販売価格を予想通り大幅に引き上げた。
主力のアラブ・ライト原油の4月積みアジア顧客向け公式販売価格(OSP)は、オマーン・ドバイ産原油の平均価格に対しバレル当たり4.95ドル上乗せした水準に設定。前月比で2.15ドル引き上げた。リフィニティブのデータによると、同油種として過去最高の割り増し幅を記録した。
東証大幅続落、昨年来安値を更新 米のロシア石油禁輸検討で
https://nordot.app/873368619342610432
週明け7日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。昨年来安値を更新し、前週末終値からの下げ幅は一時700円を超えた。ウクライナ危機で米国がロシア産石油の輸入禁止措置を欧州各国と検討していると伝わり、原油価格の大幅上昇による景気悪化への懸念が広がった。
NY原油、一時130ドル台 13年7カ月ぶり高値
https://nordot.app/873356777543237632
【ニューヨーク共同】ニューヨーク原油先物相場は6日夜の時間外取引で急騰し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時1バレル=130ドルを超え、2008年7月下旬以来、約13年7カ月ぶりの高値水準をつけた。ウクライナに侵攻したロシアに対し、欧米など各国が経済制裁を強めたことで、需給逼迫への懸念が高まり、買い注文が膨らんだ。
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