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コロナ後遺症、10%で半年以上の嗅覚異常報告 退院から1年でも症状 「オミクロン株でも更に増える恐れ」


*新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの患者の後遺症について、日本呼吸器学会がシンポジウムで予想以上に長期化している事例が多発していると伝えました。

このシンポジウムは日本呼吸器学会が主催した「第62回日本呼吸器学会学術講演会」で、新型コロナウイルスの患者の後遺症や退院後の症状などが報告されたと報じられています。

NHKの記事によると、金沢医科大学の三輪高喜教授が去年5月までの3か月間に入院した患者を調査したところ、20代から50代までの207人の中で、半年後も嗅覚異常の症状を訴えた人が12%も居たことが判明。

中年の女性で症状の長期化が見られたとして、今後はオミクロン株でも同じような事例が増える恐れがあるとまとめていました。

他の専門家が行った調査でも、中等症以上の症状になった患者で9.8%が退院してから1年後にも何らかの症状が続いていると返答し、かなり多くの患者で後遺症の長期化が見られたとしています。
新型コロナウイルスの後遺症問題は初期から指摘を受けていましたが、新しい変異株がメインになってもそれが変わっていないことが示された形で、医療機関や国が後遺症の長期化を前提として、支援体制を構築する必要がありそうです。

 

コロナ後遺症 嗅覚異常“感染半年後も10%余に” 国の研究班
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220423/k10013595901000.html

新型コロナの後遺症についてのシンポジウムが行われ、においがしない嗅覚の異常などについて調べた研究班の代表は、感染から半年後でも異常があった人が10%余りいて、オミクロン株でも今後増える可能性があると指摘しました。

シンポジウムは、京都市で開かれている日本呼吸器学会の中で行われました。

後遺症のうち、嗅覚や味覚の異常について、国の研究班の代表を務めた金沢医科大学の三輪高喜教授は、変異ウイルスのアルファ株が広がった去年5月までの3か月間に入院するなどした20代から50代までの207人を調べた結果として、半年後でも12%にあたる24人に嗅覚の異常があったと報告しました。

 

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