*BBC
6月3日でロシアのウクライナ侵攻開始から100日間が経過しました。
この100日間でロシア軍は1万人を超える兵士を失ったと見られ、戦車1000両以上や多数の火砲、ヘリコプター、戦闘機を喪失したと推計されています。
首都キエフ(キーフ)の攻略に失敗したロシア軍はそこから部隊を再編成して、東部地方で大規模な攻勢を実施。
ウクライナ東部ルハンスク州は9割がロシア軍に制圧されましたが、最後の要衝である「セベロドネツク」でウクライナ軍が激しく抵抗し、一時はほぼ全域を抑えられたウクライナ側が20%を奪還することに成功しました。
一方で、4月頃に浮上した休戦や和平の話は全く進展しておらず、ロシアもウクライナも共に一歩も譲らない姿勢を貫いています。
ウクライナのゼレンスキー大統領も100日間に合わせて演説動画を公開し、引き続きウクライナの領土を完全奪還するまで戦いを続けると宣言していました。
ウクライナ軍、東部要衝セベロドネツクで反撃 20%を奪還
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2NK1U0
[セベロドネツク(ウクライナ) 3日 ロイター] – ウクライナ東部ルハンスク州のガイダイ知事は3日、ロシア軍の攻撃が続く要衝のセベロドネツクで、これまでにロシア軍の手に落ちた地域の20%をウクライナ軍が奪還したと明らかにした。
ガイダイ知事は国営テレビに対し「状況は困難だがウクライナ軍は約20%を奪還し、ロシア軍の制圧下にある地域は約70%となった」と述べた。
ロシアがウクライナへの侵攻を開始して6月3日で100日。英国の分析によると、ロシア軍は東部ドンバス地方の制圧に向けて勢いを増している。
プーチン大統領はウクライナ産穀物の輸出を容認すると発言。ウクライナが機雷を除去すれば、ロシア軍が港湾攻撃に踏み切ることはないと表明した。
New: Russian Defense Minister Sergey Shoigu claimed that #Russian forces will “accelerate” the “special military operation” in #Ukraine in a meeting w/ Chechen Leader Ramzan Kadyrov on June 3, though they are unlikely able to do so.
w/ @criticalthreats: https://t.co/5Ry8A6dEyp pic.twitter.com/sEXvRXj3Rj
— ISW (@TheStudyofWar) June 4, 2022
今日はロシア侵略開始から100日目。多くの日本の方々から毎日いただいていますお見舞いとご支援に心から感謝しております。
この葉書は、個人情報が載っていませんので、共有させていただきます。 pic.twitter.com/LAlGrA6Y9V— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) June 3, 2022
戦争は一刻も早く終わるのが望ましいが、今回は終戦が平和の到来を意味しない。ロシアの支配下の停戦は、むしろ犠牲を増やす。ロシアとの安易な妥協は侵略戦争の容認であり、国際秩序の崩壊を招く。軍事大国の攻撃におびえて暮らす世界を、次世代に残すべきではない。拙稿。 https://t.co/MY9cfc95LN
— 国末憲人 Kunisue Norito (@KunisueNorito) June 3, 2022
「ウクライナには独立国家として自国領土を防衛する権利がある。この戦争を始めたのは彼らではなくロシアだ」と、米国防総省高官のコリン・カール氏。 pic.twitter.com/iHqGVuZ1o0
— ロイター (@ReutersJapan) June 2, 2022
現時点で、ロシアによってウクライナの国土の125000 km2が占領されています。それがどれだけ大きいものなのかを、ヨーロッパのいくつかの国と比較してみてください。ウクライナに降伏を求めている国は自分の国土を譲るつもりはあるのでしょうか。 https://t.co/HreKOIpqR0
— ジャブコ・ユリヤ (@yuliya_dz) June 3, 2022
20% of #Ukraine = 125 000 km2. That’s like 3 Switzerlands🇨🇭Or more than half of the UK 🇬🇧 People live that land. Homes are built there. So next time you ask why Ukraine won’t cede territory for peace, ask first if you’d be ok to give up 120K km2 of your country pic.twitter.com/aiP0NmJf8c
— Lesia Vasylenko (@lesiavasylenko) June 3, 2022
旧軍的な、軍隊における精神論は現代ではバカにされる傾向が強いですが、ウクライナ戦に参加した義勇兵が塹壕で砲撃を経験しただけで戦意を完全に喪失したとかいう話を聞くと、やはりバカにはできないというか、そもそも戦争がまともな精神状態で出来るわけがないよなと思う。
— mssn65 (@jpg2t785) June 3, 2022
ロシアのウクライナ侵攻を「新冷戦の幕開け」など新時代の始まりと位置づける見解は少なくありません。しかし、菊池努・青山学院大学名誉教授はこれを「ソ連が崩壊する過程の最終段階」つまり「冷戦の終わり」と考えます。拙稿インタビューでうかがいました。 https://t.co/dcRD4ICuuq #ウクライナ情勢
— 国末憲人 Kunisue Norito (@KunisueNorito) June 1, 2022
ウクライナの人が榴弾砲の破片が被弾したもののドイツ連邦軍のM92ヘルメットが防いだそうです。 pic.twitter.com/KLDRBcEZce
— ⛰ベルゲンの街角に住むDさん🇳🇴 (@DNLE924189110) June 1, 2022
「ゼレンスキー氏は英雄か」などという問いは無意味。彼は首都の目の前に敵軍が迫る状況下で逃げなかった。この行動だけでもう既に英雄となってしまった。既に英雄である者に対し疑いを掛けて何の意味があるのだろう。ウクライナ国民がそのような疑いを認めない。 https://t.co/l7J0HM5mw5
— JSF (@rockfish31) June 3, 2022
ええっと・・・激戦地セベロドネツクに投入される前夜のウクライナ兵です。彼の無事を祈ります。 https://t.co/rhNdnkpCU4
— JSF (@rockfish31) June 3, 2022
戦争が始まってから100日間も経っている
と、書く人が多いと思いますが、ソ連崩壊後のロシアの #ウクライナ との戦争が始まったのは、ロシア軍がクリミアに侵攻した2014年2月20日です。ドンバス地方での「対テロ作戦」は2014年4月12日に始まりました。
2022年2月24日に始まったのは本格的な侵攻です。— ユリ🇺🇦 (@gaijin_no_tweet) June 2, 2022
ロシアによるウクライナ侵攻から100日が経ち、SNS上での関心(関連記事へのいいね、コメントなど)は最初の週に比べて22分の1に減少したという。オンライン上の記事も7分の1に減少。NewsWhip社調べ。https://t.co/cUvtA9dI4W
— 高野遼 / Ryo Takano (@takano_r) June 3, 2022
ロシアはプロパガンダの手法を変えました。「🇺🇦はナチ、🇷🇺は正しい」という論調が🇷🇺国外では通じないと気付き、今は「🇷🇺は確かに悪いが、プーチンを追い詰めると何をしでかすかわからないから、適当なところで妥協するしかない」というような事を、各国にいる親露プロパガンディストに言わせています。
— グレンコ アンドリー(新刊「NATOの教訓」増刷決定) (@Gurenko_Andrii) June 3, 2022
戦争をどう終結させるのかーー。侵攻100日を機に、それぞれの立場をまとめました。
欧米では「出口戦略」をめぐって考え方のズレがみえる。「交渉」を促すフランスに対し、「徹底抗戦」に近いのは英国やポーランド、バルト諸国。米国は後者に近いが、少しはっきりしない。https://t.co/S9SVNsVUAO— 高野遼 / Ryo Takano (@takano_r) June 3, 2022
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