*BBC
欧米諸国がウクライナに提供した武器支援の大半がまだ戦場に到着していないことが分かりました。
これはAFP通信が報道した情報で、ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は6月14日にテレビ番組で欧米諸国に要請した武器の内、約10%しか届いていないと発言。
8割以上の武器が届いていないとして、「わが軍の練度がいかに高かろうと、西側のパートナー諸国の支援がなければこの戦争に勝つことはできないだろう」などと語っていました。
武器の入手が遅れるほどウクライナの犠牲が大きくなるとして、ロシアに奪われる面積も広がることになるとも警鐘を鳴らしています。
西側諸国からの武器提供はウクライナ側の要請と比べて数が少ない上に、輸送網が限定されている影響で戦場に多くが届いていないのが実情です。
ウクライナ東部ルハンシク州の「最後の拠点」とされるセベロドネツクの激戦でウクライナ軍の武器・弾薬が枯渇していると言われていますが、このままだと武器・弾薬の不足によってウクライナはロシアに負けることになるかもしれません。
ウクライナへの追加武器供与、国際会合で発表か 米国防高官
https://www.cnn.co.jp/world/35188947.html
ブリュッセル(CNN) 米国は15日にベルギー首都ブリュッセルで50カ国近くが参加して行われる会合で、ウクライナへの武器や装備品の供与が新たに発表されると見込んでいる。米国防総省高官が明らかにした。
ウクライナ当局者はロシアが東部ドンバス地方、特に最近激しい戦闘が行われているセベロドネツクで陣地を拡大していると警鐘を鳴らす。一部のウクライナ当局者からは、さらなる武器の流入がなければ、ロシアの前進の阻止や占領地の奪還がますます難しくなるとの声が上がっている。
西側提供の武器、届いたのは10% ウクライナ国防次官
https://www.afpbb.com/articles/-/3409780
【6月15日 AFP】ウクライナのハンナ・マリャル(Hanna Malyar)国防次官は14日、ロシアの侵攻に対抗するため西側諸国に供与を要請した武器について、これまでに約10%しか届いていないと語った。
マリャル氏はテレビ番組で「ウクライナがいかに奮戦し、わが軍の練度がいかに高かろうと、西側のパートナー諸国の支援がなければこの戦争に勝つことはできないだろう」と述べ、武器提供に要する時間の短縮を訴えた。
6月15日各戦線戦況
セベロドネツク市街戦
橋を落とされ、代替の橋で補給と避難を行なっているウクライナ軍だが、押し込まれつつあり、かなり状況は苦しい。アゾト工場には800名ほどのウクライナ兵と義勇兵が篭って抵抗を続けている。
砲撃数の差が10倍近い状況は変わっていない。 pic.twitter.com/CojU6WkmF3— かみぱぱ (@kamipapa_ro) June 15, 2022
黒海に面するウクライナ南部ミコライウ州では小麦やヒマワリの収穫期が始まっているが、ロシアによる侵攻による悪影響が出ている。 pic.twitter.com/oIdRaDsZy9
— ロイター (@ReutersJapan) June 15, 2022
ロシア。とある男性は自分の自宅で、窓の前にウクライナ国旗と「戦争反対」のプラカードを置いた。すると、市職員はやってきて、彼の窓を白いペンキで塗りつぶした。
市職員はまず「戦争反対」側を隠そうとするのも特徴的だな。 pic.twitter.com/7GX2r9CaeL
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) June 15, 2022
ウクライナの戦況を見ていると、防勢の戦略を採用する国家は、最低でも1年は戦える体制を防衛政策として目指すべきなのだろうと思います。
1945年以降の戦争の歴史を調べると、3か月前後で決着がつくケースもかなり多いのですが、中ロのような権威主義国なら長期戦が可能であると想定できます。5/5— 武内和人|政治学、軍事学、戦争史の研究紹介 (@Kazuto_Takeuchi) June 13, 2022
ウクライナの穀物収穫高は昨年の半分に 港は閉鎖、畑には武器弾薬(字幕・14日) pic.twitter.com/jKbwWCtd5q
— ロイター (@ReutersJapan) June 15, 2022
どんな状況でもユーモアを忘れないウクライナ人 pic.twitter.com/paP7o6nF7Q
— かみぱぱ (@kamipapa_ro) June 13, 2022
ウクライナ戦況報告。東部ドンバスでロシア軍が12日、大きく攻勢に転じた。セベロドネツクの完全制圧を狙い、子ども40人を含む500人の住民が避難する化学工場「アゾト」への激しい攻撃を加える。州知事「セベロドネツクは新たなマリウポリになりつつある」。https://t.co/BDb8cwipYh #ウクライナ情勢
— 国末憲人 Kunisue Norito (@KunisueNorito) June 13, 2022
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