旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が全国各地で制定を強く目指している「家庭教育支援条例」が、次々に水面下で成立していることが分かりました。
TBSの調査報道では2022年夏の時点で全国10県6市で制定が決まり、岡山県議会だと住民らの反対運動が行われましたが、伊原木知事や与党サイドの強い意向で可決。
自民党を中心にして旧統一教会と関係がある勢力によって各地で法制度化を目指す動きが強まり、統一教会の関係者が直接訪問して、「家庭教育支援条例」の必要性を説明することもあったほどです。
実例として北海道の旭川市で「旭川家庭教育を考える会」の関係者が地元の市議を訪問し、そこで提示した名刺に「統一教会」の文字があったと報じられています。
そこまでして統一教会が全国制定を目指している「家庭教育支援条例」とは一体どのような条例なのか?
一言で言ってしまうと行政が家庭教育の在り方を定めた条例で、表向きには「社会全体で家庭教育を支えるための条例」として宣伝されています。
自治体によって多少の違いはありますが、いわゆる日本の古き良き家庭のイメージを条例に明文化したもので、父母(保護者)が子どもにおける第一義的責任を有するとして、保護者や学校、地域住民などの役割を定めたものです。
行政が家庭での思想教育に介入する手段になる恐れもあり、拡大解釈の余地も残していることから、個人の思想を制限するものになるのではないかと言われています。
条例の内容が統一教会の教義と一致している点も不気味だと言え、このような条例が現段階で10県もの自治体で可決されてしまったというのは末恐ろしい物があるところです。
旭川市の「家庭教育支援条例」停滞必至 東氏会長の制定目指す会が旧統一教会と接点
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/720763
自民党の東国幹衆院議員(衆院道6区)が会長を務める「旭川家庭教育を支援する会」と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の一定の関係性が明らかになったことを受け、旭川市内の関係者に困惑が広がった。支援する会は旭川市に家庭教育支援条例を制定することを目指し、今津寛介・旭川市長も同条例制定を公約に掲げるが、条例制定への機運が停滞し、活動の再考を余儀なくされた格好だ。
家庭教育応援条例案、本会議で発議へ 岡山県議会文教委が決定
https://www.asahi.com/articles/ASQ3H6QK8Q3DPPZB00J.html
岡山県議会文教委員会は15日、「社会全体で家庭教育を支える」とうたう県家庭教育応援条例案を、18日の本会議に提案することを決めた。自民党県議団などの賛成多数で可決される公算が大きいが、「家庭のあり方の押しつけだ」などの批判も根強い。
条例案は「子どもの心身の健やかな発達に寄与する」ことを目的とし、保護者に「学び、成長していく」ことを促すもので、自民党県議団が提案した。議会の過半数を占める自民と、公明党県議団が賛成している。
TBSの報道特集。
旧統一教会の糸引きで、各自治体に「家庭教育支援条例」が制定され、行政が家庭での思想教育に介入する手段となるおそれがあると。
制定自治体は、今自分で調べたところでは、熊本県、鹿児島県、静岡県、岐阜県、徳島県、宮崎県、群馬県、茨城県、福井県、岡山県、— 新里陽🇺🇦🕊 (@niisato_tky) August 20, 2022
岐阜県も家庭教育支援条例がある県。
旧統一教会関連団体の行事、岐阜県議5人が役員 同僚議員参加のきっかけに|岐阜新聞Web https://t.co/ySWjbpmgCI— 山口智美 (@yamtom) August 28, 2022
#報道特集
「家庭教育支援条例」教団との関係
旭川家庭教育を考える会の人がきて…
結果統一教会の名刺だった。 pic.twitter.com/SoumfCDAhf— sunny 😊🌎 (@DaegAnsuzMannaz) August 20, 2022
100歩譲って、旭川家庭教育を支援する会の名簿から統一教会の信者が一人もいなくなったとしても
・日本会議・統一教会の幹部によって組織された
・家庭教育支援条例のひな形は統一教会が作成
・参加議員はほとんどが自民党という事実は変わらない。 https://t.co/OZMJo8Gt4H
— のむらパターソン和孝🥝旭川市議会議員📢旭川と統一教会を調査中 (@nadcjp) August 26, 2022
そういえば、大阪でも維新の大阪市議団が「伝統的子育てによって発達障害は予防できる」などとするトンデモな「家庭教育支援条例」を市議会に提出しようとしていて、大きな問題になっていたな。2012年のまとめ。/維新の家庭教育支援条例案から透けて見えてくるもの https://t.co/SGvxQQoKIw
— taka(維新はいらない) (@smoketree1) August 20, 2022
きょうの #報道特集 すごい。
統一協会自前の地方議員は既に誕生していた。そして教団丸ごと「家庭教育支援条例」制定を全国展開していると。恐ろしい。
信者の家庭を崩壊に至らせるほどカネを巻き上げておきながら「家庭教育」を推進とは。萩生田が統一協会の教祖に敬礼していたのいうのも驚愕。
— grace*no war / nukes (@mitsuko_to) August 20, 2022
岐阜県の家庭教育支援条例の一部。
保護者や祖父母の役割とかこれが正解みたいに定義されててキモい pic.twitter.com/XMGcfQ31bl— 物思う犬 (@fusetarou) August 20, 2022
統一協会・勝共連合関係の地方議員が、「家庭教育支援条例」とやらの制定を全国で進めている。
家庭がどうあるべきか法的強制力をもって決めようとしている。 pic.twitter.com/CqBBS9d0Mo— cargo 💴💶💵🌹🐾 (@cargojp) August 20, 2022
昨日の「報道特集」では統一協会系の団体が働きかけた結果、「家庭教育支援条例」が地方議会で次々と制定され、また国に対して「家庭教育支援法」の立法を推進しようとしていることを明らかにした。これこそ、性教育を圧迫し、LGBTQを差別・排除する動きに深く関わっているのではないか。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) August 21, 2022
モロに統一教会信者の議員がいるんだ
静岡県議 藤曲敬宏氏
県の条例を統一教会と打ち合わせ
『家庭教育支援条例』
カルトは知らぬ間に着々と作戦を実行しているのね— むむった (@mumu88110669) August 20, 2022
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