*官邸
政府が2024年秋にも健康保険証と運転免許証をマイナンバーカードに一本化する方向で検討していますが、これについて大臣らがコメントを出しました。
共同通信社によると、加藤勝信厚生労働相は10月13日の記者会見で「丁寧に対応を検討する」と述べ、マイナンバーカードの一本化に対する懸念の声に対応すると強調。
マイナンバーカードを持っていないが診療を受ける際の手続きも新たに検討するとして、これから政府規模の議論を行うとしていました。
また、河野太郎デジタル大臣も「懸念をひとつひとつクリアをして、実施していきたい」「面倒くさい行政手続きから国民の皆さんを解放する」などと発言し、マイナンバーカードに一本化することで手続きを大幅に簡略化することが出来ると繰り返しています。
さらには13日の定例記者会見で松野官房長官は「高いセキュリティ対策を講じている」と触れ、セキュリティー対策の面で不安になることはないと語っていました。
マイナンバーカードへの一本化が報道されるとネット上では懸念や反対意見が相次ぎ、日本医師会のような専門家団体からも「現場が混乱するおそれがある」との意見表明が出ています。
このような世論の反発に政府サイドが慌てて意見を出した形だと思われ、国民の反発が小さければ、このままマイナンバーカードに全て統一化されることになりそうです。
マイナカードなくても保険診療 厚労相「丁寧な対応検討」
https://nordot.app/953239297001029632
加藤勝信厚生労働相は13日の記者会見で、2024年秋の健康保険証廃止方針に関し、マイナンバーカードがない人も公的医療保険による診療を受けられるよう「丁寧に対応を検討する」と述べた。
加藤氏は「保険料を納めている人が保険診療を受ける権利を持つのは当然であり、前提だ」と指摘。さまざまな事情でマイナンバーカードを取得しないケースも考えられるとし「持っていない人が診療を受ける際にどういう手続きをしていくのか、事情を踏まえて考えていく必要がある」と述べた。
「面倒くさくない日本にする」河野デジタル大臣、保険証とマイナンバーカード一本化に言及
https://times.abema.tv/articles/-/10043600
河野デジタル大臣は13日、紙の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後マイナンバーカードに一本化する方針を宣言。
会見に応じた河野デジタル大臣は「さまざまな懸念が昨日から寄せられている。そういう懸念をひとつひとつクリアをして、実施していきたい」とした上で、「(マイナンバーカードと)健康保険証、運転免許証との一体化を進めようと思っている」と改めて方針を示した。
松野官房長官は13日午後の会見で、マイナンバーカードについて、「高いセキュリティ対策を講じている」とした上で、情報流出を懸念する国民の不安に対応するため、カードの安全性の広報にさらに取り組む考えを示しました。
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