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2020年春までマイナス金利維持へ!日銀が方針発表、金融緩和も持続!長期国債の買い入れは80兆円をめど

4月25日に日本銀行が当面の金融政策方針を発表しました。

日銀は金融政策会合の中で、依然として2%上昇の物価目標が達成されていないとして、引き続き金融緩和策を継続する方向で一致。また、海外経済の動向や消費税率引き上げなどを考慮して、少なくとも2020年春頃まで現在のマイナス金利を維持するとしていました。

他にも物価上昇目標を達成するために、上場投資信託(ETF)を一時的に市場参加者に貸し付ける制度の導入や、新規貸付の期限を2021年6月まで延長する案も検討するとしています。長期国債の買い入れについては、保有残高の年間増加額を「80兆円をめど」としつつ、「弾力的な買い入れ」を継続するとしていました。

基本的な政策は維持方針となった形で、マイナス金利の維持期間が2020年春頃までと明記されたことが非常に大きいと言えるでしょう。マイナス金利は日本中の銀行に大きな影響を与えており、手数料の引き上げや各種ローンの金利設定にも繋がっています。
国民生活にも直結する問題で、来年春以降の金融政策によっては日本経済が色々な意味で動くことになりそうです。

 

参照:日本銀行 当面の金融政策運営について
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2019/k190425a.pdf


1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、強力な金融緩和を粘り強く続けていく政策運営方針をより明確に示すため、以下のとおり決定した。
(1)政策金利のフォワードガイダンスの明確化(注1)
日本銀行は、海外経済の動向や消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、少なくとも 2020 年春頃まで、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持することを想定している。
(2)強力な金融緩和の継続に資する措置の実施適格担保の拡充など別紙の諸措置を実施する。
2.金融市場調節方針および資産買入れ方針については、以下のとおり決定した。
(1)長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)(賛成7反対2)(注2)
次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりとする。
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を適用する。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債の買入れを行う。その際、金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうるものとし1、買入れ額については、保有残高の増加額年間約 80 兆円をめどとしつつ、弾力的な買入れを実施する。
(2)資産買入れ方針(全員一致)
長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。
① ETFおよびJ-REITについて、保有残高が、それぞれ年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。その際、資産価格のプレミアムへの働きかけを適切に行う観点から、市場の状況に応じて、買入れ額は上下に変動しうるものとする。
② CP等、社債等について、それぞれ約 2.2 兆円、約 3.2 兆円の残高を維持する。

日銀、フォワードガイダンス変更で緩和姿勢明確化 金融政策は維持
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190425-00000056-reut-bus_all

[東京 25日 ロイター] – 日銀は24─25日の金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和の現状維持を賛成多数で決めた。一方、強力な金融緩和を続ける方針を明確にするため、政策金利のフォワードガイダンスを変更し、少なくとも2020年春ごろまで、極めて低い長短金利水準を維持するとした。

 

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