ロシアが一時停戦を提案、ウクライナは拒否！「態勢立て直しが狙い」

＊ウクライナBBC
ロシアのプーチン大統領がロシア正教のクリスマスに合わせて一時停戦を呼び掛けましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領がこれを拒否したことが分かりました。

ロイター通信の記事によると、ロシア側はロシアのクリスマスイブにあたる１月６日正午から１月８日午前０時までの３６時間でウクライナ軍との戦闘停止を指示し、ウクライナ側にも停戦を求めたとのことです。

これに対してウクライナのゼレンスキー大統領は「態勢を立て直すのが狙いだ」「クリスマスを隠れ蓑にしている」と警戒心を強め、クリスマス停戦には応じないと表明しました。
あくまでもロシアがウクライナの領土から撤退することが停戦の条件だとして、ウクライナは領土奪還の決意を改めて示した形です。

また、ウクライナ市民からも当初の不意打ち的な開戦からロシアに対する疑心暗鬼の声が多くあり、現時点でクリスマス停戦は実現の目処が立っていません。

ウクライナ大統領、ロシアの一時停戦案を拒否
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-zelenskiy-truce-idJPKBN2TK1JT

[５日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は５日、ロシアのプーチン大統領が命じた一時的な停戦に否定的な姿勢を示した。

ロシア “プーチン大統領が6日から36時間停戦を命じた”と発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230106/k10013942411000.html

ロシア大統領府は、プーチン大統領がロシア正教のクリスマスにあわせて一時、停戦するよう国防相に命じたと発表しました。ウクライナに対して、この期間は「停戦を宣言するよう求める」としていますが、ウクライナ側はロシアが占領地を去ることが条件だと強く反発しています。