2月6日に発生したトルコ大地震について、地球内部の核の回転速度が変化したことで発生したのではないかとする説が浮上しています。
これは北京大の研究チームが先月に「過去10年間で地球内核の回転が止まり、逆回転している可能性がある」と発表したもので、調査を行ったシャオドン・ソン博士は90年代と00年代に発生した地震波データを調査。
今まで内核部分の影響で地震波の移動時間に変化が出ていましたが、2009年を境目にして地震波の移動時間からほぼ変化が無くなったとされています。
つまり、過去10年間で内核の独自の回転がほぼ停止し、マントルと同じ速度で回転している可能性が示唆されたということなのです。
内核の回転速度が地表と比べてズレているとの報告は世界中があり、それによって1日の長さにも微妙な変化があるとされていました。
さらにソン博士らは内核の回転に約70年の周期があるとして、約30年ごとに回転の向きを変えていた可能性があると提唱しています。
ちょうど今が内閣の回転速度が変わる時期だと見られ、それによってトルコ大地震のような地殻変動が地表で頻発しているのではないかと言われているのです。
地球内部には月の大きさの75%に匹敵する巨大な金属球である内核があり、これが地表の動きや地殻変動、マントルの動き、磁場の変化に影響を与えています。
いわゆるポールシフト(磁場転換)のような現象も数十万年周期で発生し、現在進行系で磁場の変化や動きは観測され続けているところです。
トルコの地震 地球の核の回転が遅くなったことが原因である可能性
https://sputniknews.jp/20230207/14847583.html
地球内核の回転スピードが落ちている? 自転とうるう秒の謎にも関連
https://www.newsweekjapan.jp/akane/2023/01/post-49.php
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地球の内核、回転速度が地表とズレている可能性!ポールシフトが影響?速度が徐々に鈍化 英科学誌
https://johosokuhou.com/2023/02/02/64941/
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