*BBC
トルコ政府は2月6日に発生したトルコ・シリア大地震について、手抜き工事を黙認するなどの行為をしたとして、自治体や建築業界の関係者ら180人を逮捕しました。
これまでトルコでは建築数を優先していたこともあって、優れた耐震基準があっても建築の監督をあまりせず、手抜き工事を黙認にするなどの行為が横行。
今回の大地震で多数の犠牲者が出たのも手抜き工事の横行が大きな原因になっているとして、トルコ政府は建築の監督責任を追及するとして一斉捜査を開始しました。
共同通信の記事によると、この一斉捜査は600人以上が対象となり、南部ガジアンテプ県の自治体当局者も逮捕されるなど広範囲に拡大しているとのことです。
実際に被災地では、厳しい建築基準を守って作られた建物の多くが倒壊を免れ、今もシッカリとした形で残っていました。
自治体別の被害報告においても建築基準を守った地域とそうではない場所で大きな差があり、トルコ・シリア大地震の犠牲者が増えた要因の1つに建築の問題があったことは間違いないと言えるでしょう。
ただ、トルコ政府も経済優先でそれを黙認していた部分があるわけで、建築業者だけが悪いとは言えないのが実情となっています。
トルコ、建物倒壊で180人逮捕 自治体当局者も、600人を捜査
https://nordot.app/1002324080728866816
【アダナ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震で、トルコのボズダー法相は25日、建物倒壊の責任を追及する捜査で、これまでに180人以上を逮捕したと明らかにした。アナトリア通信が伝えた。
ボズダー氏は捜査について、600人以上を対象に行っていると述べた。南部ガジアンテプ県の自治体当局者も逮捕された。建築の監督責任を問われたとみられる。
トルコ地震で180人以上を逮捕https://t.co/OCFKsH1EVY
ボズダー法務大臣は捜査について、600人以上を対象に行っていると述べた。南部ガジアンテプ県の自治体当局者も逮捕された。建築の監督責任を問われたとみられる
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 26, 2023
トルコ南部を震源とする地震で多数の建物が倒壊した問題で、トルコのボズダー法相は25日、適切な手法で工事を行わなかった疑いなどで、建築業者ら184人を逮捕したと発表しました。この地震では、16万棟以上の建物が全半壊したといいます。https://t.co/sdL7MqDDLg
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 26, 2023
被災したトルコのアンタキヤでは、耐震性が脆弱なために建物が崩壊し、鉄骨階段だけが残ったところがあるようです ©Ahmet Akpolat pic.twitter.com/8E3er6s7BJ
— Masayuki Tsuda (@MasayukiTsuda2) February 26, 2023
トルコは地震の捜索に参加した救助犬に対し、貨物室で母国に戻ることを許可しなかった。ファーストクラスの座席で帰宅させた。 pic.twitter.com/B8Fq3m4axz
— ロアネア@最多情報源バズニュース (@roaneatan) February 24, 2023
トルコ地震で大地が割れた
このくらいの大変動だったらしい— 愛LOVEルピア☆ミ (@miraukakka) February 20, 2023
トルコで大地震(ガズィアンテプ地震)発生。病院の監視カメラに、新生児を守る看護師たちの姿が残っていました。地震発生3秒後の映像です。監視カメラは多くの悪事を記録しますが、この映像は窮地における仕事魂や人間性が映し出された、美しく、かつ考えさせられるものです。pic.twitter.com/3WddEdW4OZ
— 杉原航太 (@kota_sugihara) February 20, 2023
トルコ🇹🇷コンヤのカラピナルでM4.3の地震が発生した後 直径37メートル 深さ12メートルの陥没穴が形成される。 pic.twitter.com/dxO8OmRSsx
— # hii (@hii29227409) February 25, 2023
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トルコ大地震を予想した日本人が話題に!トルコメディアから取材殺到、断層の位置を言い当てる!一級建築士の森脇義則さん
https://johosokuhou.com/2023/02/26/65627/
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