*東京新聞 浪江町山側と葛尾村の放射線量
3月22日に政府の政府の原子力災害対策本部が福島第一原発事故で帰宅困難区域として指定されていた浪江町と富岡町で、避難指示の解除を正式に決定しました。
浪江町は福島第一原発から一番近い場所で5キロ程度の距離しか無く、東京新聞が2年前に行った大規模な線量調査だと多くの場所で毎時1マイクロシーベルト以上の放射線量を計測しています。
今回の政府決定によって浪江町の一部が今月31日に解除され、富岡町の一部も来月1日に避難指示が解除となる予定です。
除染作業を進めてきた「特定復興再生拠点区域」の全域が解除の対象となり、福島第一原発からかなり近い市町村にも一般市民が入れるようになります。
政府は避難指示の解除で住民の帰還を促すとしていますが、帰還意向を示す住民は非常に少なく、政府が考えているような震災前の環境に戻すのはほぼ不可能です。
さらに言えば、プロトニウムやウランのような核種の測定状況は不透明で、セシウムをメインとして測定で解除まで決定してしまった点を含め、様々な面で不安材料が残っています。
福島 浪江町と富岡町の避難指示解除へ 政府が正式決定
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230322/k10014015741000.html
政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故による「帰還困難区域」の避難指示について、浪江町の一部を今月31日に、富岡町の一部を来月1日にそれぞれ解除することを正式に決めました。
福島県では12年前の原発事故により、今も7つの市町村で「帰還困難区域」が残っていて、政府は22日に開いた原子力災害対策本部会議で、このうち浪江町の一部で今月31日に、富岡町の一部で来月1日に、それぞれ避難指示を解除することを正式に決めました
本紙が実走して測定 福島・浪江町と葛尾村の放射線量は<福島第一原発事故10年>
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1759
帰還困難区域内では、除染が進んだ地点は線量が毎時1マイクロシーベルトを下回る地点も出てきたが、まだまだ厳しい状況だった。特に双葉町境近くの大堀地区では、路肩のコケに放射性物質が高濃度にたまっている地点が点在。コケの直上1メートルで測定すると、最大で毎時13.6マイクロシーベルトあった。
政府の原子力災害対策本部(本部長・岸田文雄首相)は、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、福島県浪江、富岡両町の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の避難指示解除を正式決定しました。浪江町は31日、富岡町は4月1日にそれぞれ解除となります。https://t.co/ByLIOxqytL
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 22, 2023
浪江町津島を回りました。4月から一部で帰還困難区域が解除されますが、復興にはまだ時間がかかりそうです。 pic.twitter.com/AskqCw3bZq
— ながしま (@incubatorN0712) March 21, 2023
官邸にて復興推進会議。福島県の特定復興再生拠点の避難指示解除について、浪江町は3/31、富岡町は4/1とすることが決定しました。いったんは将来にわたり居住を制限するとした区域も、帰還できるように除染とインフラを整備してきたものです。帰還困難区域は県土の約2.3%にまで縮小してきました。 pic.twitter.com/czQvBkoEwy
— 竹谷とし子☆参議院議員☆公明党 (@t_takeya) March 22, 2023
昨日は帰還困難区域に2時間半の滞在で、被曝線量は1·9マイクロシーベルトでした #民の声新聞 pic.twitter.com/SQ2yM6DDG3
— 鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人) (@s_hiroki13) March 12, 2023
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