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アメリカ政府が全預金の全額保護を検討!取り付け騒ぎなど信用不安続く、異例の政府対応は危機への裏返し 今夜のFOMCで利上げ停止?


アメリカのイエレン米財務長官は今後の情勢によっては一時的に預金全額に預金保護を適用する方向で検討していると明らかにしました。

イエレン財務長官はSVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻後も各地で信用不安が続いていることに懸念を表明し、異例対応としてSVBの預金保護政策を決定しましたが、それをすべての銀行に拡大する可能性があると言及
現行の預金保護上限だと25万ドル(約3280万円)が限界となっていますが、企業経営者や資産を持っている市民からはそれでも不安の声が止まらず、上限なしの全額保護を政府が後押しした形です。

ただ、それ程までにアメリカの信用不安が各地に波及しているとも言え、アメリカのSNSだと銀行の危険リストなどが出回り、取り付け騒ぎが起きている場所もあります。

イエレン財務長官が全額保護を考えるほどの危機的な状況が今であり、22日深夜に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ判断の内容によっては世界経済の流れが劇的に変わるかもしれません。
状況は全く好転しておらず、それどころか穴だらけの泥舟を必死の応急処置で誤魔化している流れで、そのツギハギだらけの応急処置もいよいよ崖っぷちまで追い詰められています。

 

米当局、全ての預金保護の方法を検討-危機拡大に備えて
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-21/RRUHDGT0AFB601

米当局は米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保護を一時的に預金全額に拡大する方法を検討している。米中規模銀行の団体、ミッドサイズ・バンク・コーリション・オブ・アメリカ(MBCA)は金融危機が拡大した場合の予防に必要だとして、米銀行当局に対しFDICの預金保護を2年間にわたり預金全額に広げるよう求めていた。

米財務省スタッフは連邦規制当局が議会承認を経ずに、現行の預金保護上限である25万ドル(約3280万円)を超える分についても一時的に保証するのに十分な緊急権限を有しているかどうかを検証している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

米財務長官、危機拡大なら預金保護の拡大検討
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN213L60R20C23A3000000/

【ワシントン=高見浩輔】イエレン米財務長官は21日、金融不安が今後広がった場合に預金の全額保護などの臨時措置をさらに拡大する可能性を示唆した。これまで米銀シリコンバレーバンク(SVB)への対応は特殊なケースだと指摘してきたが、やや軌道修正した。金融不安の拡大防止に注力すると強調した。

 

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