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リーマンショックの2倍以上も預金流出が起きていた!過去最大の約15兆7000億円 中小銀行に深刻なダメージ、SVB経営破綻の影響続く


今月上旬に発生したSVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻によって、2008年のリーマンショックの2倍に匹敵する預金が流出していたことが分かりました。

これは米連邦準備理事会(FRB)が発表した情報で、今月9日から15日の調査で流出した預金額が過去最大の1200億ドル(約15兆7000億円)になっていたことが判明。
主に中小銀行からの預金流出が目立ち、逆に大手銀行や実績のあるファンド、仮想通貨、金などに資金が移動しているとされています。

SVBの経営破綻によって中小銀行への信用不安が拡大し、それによって中小銀行から倒れにくい大手銀行などに資金が一気に移動したことで過去最大の預金流出となりました。

問題なのはこの信用不安の拡大がまだ続いていることで、SVBの経営破綻から3週間が経過した今も不安の種は残ったままになっています。
それどころかヨーロッパのクレディスイスやドイツ銀行にも飛び火したことで預金保護の動きが加速しており、FRBのバー副議長(金融規制担当)も28日の米議会上院の公聴会で、「(SVBが)必要な行動をとらなかったことが原因だ」「金利や流動性のリスク管理の不備が破綻をもたらした」などとコメントしたことで政府や中央銀行への不信感が加速。

さらに自己防衛の路線に走っている傾向が見られ、今後も何かがあれば一気に預金の取り付き騒ぎとなる可能性が高いです。

 

米の中小銀、預金流出最大の15兆円 リーマン時の倍、大手行やMMFへ 流動性不安高まるhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO69601810V20C23A3EA2000/

【ニューヨーク=大島有美子】シリコンバレーバンク(SVB)の破綻をきっかけに、米国の中小銀行からの預金流出が加速している。米連邦準備理事会(FRB)は24日、9~15日の流出額が過去最大の1200億ドル(約15兆7000億円)になったと発表した。不安に駆られた預金者が大手銀行やMMF(マネー・マーケット・ファンド)にお金を移しており、銀行の流動性不安を高めている。

 

 

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【世界恐慌前夜】金融機関の債券の含み損は約80兆円!SVB経営破綻でFRBの貸出額は536億ドル(約7兆円)に激増!預金流出が続く
https://johosokuhou.com/2023/03/24/66371/

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