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【世界恐慌前夜】金融機関の債券の含み損は約80兆円!SVB経営破綻でFRBの貸出額は536億ドル(約7兆円)に激増!預金流出が続く


SVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻から金融市場の動揺が続いていますが、昨年末の時点で米金融機関全体の債券の含み損が約80兆円に拡大していることが分かりました。
先日もアメリカのFOMC(米連邦公開市場委員会)が利上げの決定をしていることから、今年の含み損は更に増えている可能性が高いです。

アメリカでは依然として金融機関からの預金流出が止まっておらず、不足した現金を支援するための米連邦準備理事会(FRB)が資金の貸付制度を開始。
FRBが発表した新制度による貸出額は3月22日時点で536億ドル(約7兆円」となり、FRBの資金によって何とか金融市場が持ち堪えている構図が浮き彫りになっています。
3月15日の時点では119億ドルだったことから、それと比べて1週間で約5倍に跳ね上がった形です。

ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエアの創業者であるビル・アックマン氏も自身のツイッターで、「出血を止めるため、一時的なシステム全体にわたる預金保証が必要だ。不透明な状況が長引けば長引くほど、規模が小さめの銀行へのダメージも長期化し、顧客を呼び戻すことが難しくなる」と述べ、このままだと金融市場の出血状態が長期化する可能性があると指摘していました。

SVBの経営破綻は何とかFRBが大量の資金を提供したことで食い止めていますが、それにも限界が見えてきており、銀行の持っている債券の含み損約80兆円の存在を含めて、この流れが引き金となって世界的な大金融ショック(世界恐慌)となっても不思議ではない情勢です。

 

米 金融機関への貸出額急増 銀行破綻でFRBが導入の新枠組みで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230324/k10014018091000.html

アメリカで2つの銀行が破綻したことを受けて中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が導入した、新たな枠組みによる銀行などへの貸出額が前の週から4倍以上に増えたことがわかりました。
この枠組みは銀行の破綻が相次いだことをうけて金融不安を払拭(ふっしょく)するためFRBが12日に導入したもので、銀行などの預金を扱う金融機関は従来の制度より有利な条件で最長1年間の融資を受けられます。

FRB、物価と金融不安抑制に苦慮 米銀債券含み損80兆円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN230VA0T20C23A3000000/

【ニューヨーク=斉藤雄太】米連邦準備理事会(FRB)が過去1年間で計4.75%の急速利上げに動き、金融システムにきしみが生じている。預金の流出と債券の運用損失拡大で米銀シリコンバレーバンク(SVB)などが破綻し、中堅銀行の経営不安が収まらない。インフレ抑制と金融安定のバランスにFRBは苦慮している。

アックマン氏、預金流出加速を警告-米利上げとイエレン氏発言で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-23/RRY2ZVT1UM0W01

ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエアの創業者でアクティビスト(物言う投資家)のビル・アックマン氏は、イエレン米財務長官の全面的な預金保証を巡る「後ろ向きな」発言と米利上げを受け、銀行からの預金流出が加速すると予測した。

 

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