4月9日に投開票された地方統一選挙の前半戦ですが、348の選挙区で対立候補が居なかったことから、無投票当選で議員が決まりました。
地方統一選挙では少子高齢化の影響もあって地方議員の不足が目立ち、全体の4割弱に匹敵する348選挙区で定数を超える候補者が無く、565人が無投票で当選。
大阪のような都市圏でも無投票当選が発生しているほどで、埼玉県だと16選挙区で23人が無投票当選となっていました。
一方で、激戦区は自民党と公明党が大量の組織票を動員していることもあって、それ以外の候補者は中々当選できないとの話もあり、共産党は道府県議選で公認候補が落選し、計5県で議席がゼロに転落しています。
共産党はこれまで愛知県以外の県議は議席を抑えていましたが、勢いの低下や野党対立によって票が伸び悩む地区が続出していました。
無投票当選が増えたことで地方議員の議席を大幅に縮小するように求める声もあり、無投票当選の問題は今後も続くことになるでしょう。
地方議員のなり手不足深刻 4人に1人無投票 揺らぐ民主主義
https://www.sankei.com/article/20230409-T4DSVDHILFMGFM2ZQ7XJ6AH6YI/
統一地方選の前半戦は、地方議員のなり手不足の深刻さを改めて浮き彫りにした。立候補の届け出者数が定数以下の無投票の選挙区は、道府県議選を実施した41道府県すべてで生じ、全939選挙区の37・1%に当たる348に上った。無投票の当選者が25・0%を占め、4人に1人が選挙の洗礼を受けていないという異常な事態だ。
統一地方選“前半戦”が告示も565人が無投票当選! 選ぶ余地のない選挙にSNSでは「日本はもうダメかも」
https://smart-flash.jp/sociopolitics/229513
3月31日、統一地方選“前半戦”の最後となる、41道府県議選と17政令指定市議選が告示された。3月23日に告示された9道府県知事選、同26日告示の6政令指定市長選とともに、4月9日に投開票される。
道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄の6都県以外で行われ、定数計2260に3139人が立候補を届け出た。全体の4割弱に上る348選挙区で、定数を超える候補者がなく、4人に1人にあたる565人が無投票で当選した。
共産党「県議ゼロ」相次ぐ 新潟、福井など計5県
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA095DJ0Z00C23A4000000/
共産党は道府県議選で公認候補が落選し、計5県で議席がゼロとなった。これまで議席がなかったのは愛知だけだった。新潟、福井、静岡、熊本はそれぞれ虎の子の1議席を、福岡は6人を擁立するも改選前2議席を失った。党勢退潮の背景に、党首公選制導入を求める党員2人を除名した影響を指摘する向きがある。
統一地方選 348選挙区 565人が無投票当選!SNSでは《なんだよ無投票当選って 定数ぴったりだったら当選してほしくない議員を落とすこともできない》
選べるってのは幸運な方だと知ろう候補者アンケート https://t.co/VTJQkC8NZw
壺汚染マップ https://t.co/YDyino8J3Khttps://t.co/Z2mZrOdRyt— 桃太郎+ (@momotro018) April 9, 2023
かつて無い地獄のような選挙行ってきたわ。
なんつーか、定員割れで無投票当選とかもチラホラあるし、もうそんなに議員いらんよ。 pic.twitter.com/dj34eX23QP
— Yohei@カブキャンパーエンジニア(育児中) (@FREE_CREATORS) April 9, 2023
静岡県議会議員選・伊東市
犬飼このりさん
残念ですが、自民の無投票当選を阻むために伊東市議選出馬予定から急遽県議選に出馬してくれたその気概に感服並びに感謝します。9月の伊東市議選には是非とも当選して欲しい‼️ pic.twitter.com/Ma7Y7Vkdnz— れいわ一択 (@ronritekishikou) April 9, 2023
そう、色んなとこで言ってるけどまた言うよ。「無投票当選」なんて国民の権利剥奪だからね。信任投票くらいやらせてくれよ、って話よ。候補一人なので選挙やりませんがあっちこっちにあって、それで投票率低い、って無理ゲーやん https://t.co/GneBILrBgq
— demizoh;野楽馬SPIRITS(野楽亭) (@norakutei) April 10, 2023
投票率の低さを嘆くツイートが多いけど、岡山県議会選挙瀬戸内市の選挙区では候補者が一人(過去6回当選の自民候補者)しかおらず、無投票なので僕には投票権すらなかった。無投票は今回全国で25%もあったそうな。選挙が選挙として機能していない。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) April 9, 2023
地方議員のなり手不足深刻 4人に1人無投票 揺らぐ民主主義https://t.co/MT4ftD7pgb
有権者の投票機会を奪う無投票当選は、選挙への無関心を助長し、投票率が低下する悪循環を招く
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 9, 2023
無投票当選という崩壊した選挙。
新人立候補のハードルは正直高い。
供託金、意図的に煩雑にされたような申請届け、ポスター貼り他。
小さい街の同調圧力は新人を更に抑制するかも。
制度の見直しが必要なタイミング。https://t.co/qmLrNBHBRr
— のむらパターソン和孝 💎 旭川市議会議員選挙 は 2023年4月16日告示 (@nadcjp) March 31, 2023
これってひどくない?
埼玉県議選告示 16選挙区で23人が無投票当選 | NHK 【NHK】31日告示された埼玉県議会議員選挙。51の選挙区のうち16の選挙区のあわせて23人の当選が無投票で決まりました。 https://t.co/7gWTWU8hcd— 臥龍通信 (@wangon2010) April 1, 2023
神奈川県議会議員選挙
当選者の女性比率18%🥲🥲🥲・共産党が-3、維新+6
・県議選はほぼ政党選挙=政党がジェンダー平等に前向きじゃないと女性が増えない
・18人が無投票当選。そのうち男性16人(89%)、無投票当選自体が現状の温存につながっているhttps://t.co/itSDVY2Wq7 pic.twitter.com/Lf5hx9NVSL— 能條桃子 \NO YOUTH NO JAPAN/ (@momokonojo) April 9, 2023
地方選挙では無投票当選が増えているが、そもそも選択肢がなければ選挙制度は機能しない。選挙制度が機能しなければ代議制民主主義は成立しない。超低投票率の今回の地方選前半戦は、今の日本がもはや従来型の民主主義国家としては成立しえない状況にあることを浮き彫りにしている。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) April 10, 2023
秋田県議選…
自民党しか選択肢ないの、本当になんとかならないのかな😵
こんなに無所属が当選したのは、自民党に入れたくないからなのよ💦
当選してから入党するの、本当に止めてほしい💦
そして無投票当選の自民党…
次回はこれをどうにかしないと😵
今の秋田県にしてきたの、自民党だよ!! https://t.co/bEUpgwnPJK pic.twitter.com/EWyo09JR4h— 🍀チャンユカ🍀 (@chanyuka191128) April 9, 2023
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